中居正広は、量より質を好むタイプだ。芸能生活は33年目だが、心を許せる芸能人の友だちはほんのひと握り。本音を言い合える親友は、地元(神奈川県藤沢市)の中・高校時代の学友、長年ついている専属スタッフ、キャリア・年齢ともにやや上の男性芸能人などだ。
その一方で慕ってくれる後輩にはジャニーズ事務所内外問わず、とことん優しい。誕生日や結婚、番組終了時といった節目にはプレゼントを欠かさない。今春、その恩恵を授かったのは南海キャンディーズ・山里亮太だ。3月27日深夜で終了した「ナカイの窓」(日本テレビ系)最終回SPで、およそ3年ぶりにハワイを訪れた際、ダンディすぎる中居の一面にふれている。
「アラモアナショッピングセンター付近で食事後、自由時間になりました。そのとき、山里を含めた数人が中居から、『ちょっと買い物、付き合ってくれない?』と誘われて高級ブランド店に行き、『じゃあ、好きなの1つずつ選んで』とプレゼントされたのです。山里さんは、『これいいんじゃない?』とリュックを選んでもらい、中居はさっとお会計を済ませると、『じゃあ、こっから自由で』と解散しました」(テレビ誌ライター)
この時の購入金額は3ケタ万円にも上ったという。庶民では決してできない、驚異の“爆買い”。しかし、これは中居にとって珍しいことではない。冠レギュラー番組を共に作り上げたスタッフ・共演者への返礼では、金に糸目を付けないのだ。
「SMAP解散にともなって、フジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』が16年12月26日で終了したときは、番組スタッフに名前入りのスニーカー・NIKEのエアマックスを200足分も買っています。総額およそ340万円というウワサです。同じくスニーカーでいえば、主演連ドラ『ATARU』(TBS系)が初の映画化になったときにも、スタッフ・キャスト全員に名前入りをプレゼントしています」(芸能関係者)
かわいがっている後輩のKis‐My‐Ft2から派生ユニット・舞祭組が自身のプロデュースによってデビューしたときは、3曲の楽曲を提供。1stコンサートツアーでは、構成のアドバイスをしている。このコンサートではステージにサプライズで立っており、PVにも登場した。舞祭組のデビュー1周年では、4人(宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永、横尾渉)のために高級ブランド店でスーツを新調。上着の内側には、刺しゅうでそれぞれの名前を入れている。
そんな中居。4月には、初の冠ニュース番組「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系)がスタートする。土曜日昼のニュース番組の顔となる中居は、ひとつのレギュラー番組が終わっても必ず新番組に恵まれる運の持ち主。この成功の裏では、共演者を大切にする気持ちをプレゼントにして示していたのだ。
(北村ともこ)