今年はTOKIOのデビュー25周年だ。ジャニーズ事務所に所属するグループ最古参は少年隊だが、東山紀之、植草克秀、錦織一清の3人はグループ活動をしていないため、長瀬智也、松岡昌宏、国分太一、城島茂の4人でレギュラー番組を2本も抱えるTOKIOが、稼働しているグループで最も古いということになる。
山口達也が女子高生に対する不適切な行為でTOKIOを脱退したのは、昨年5月。以降、ベーシストを欠いたTOKIOは音楽活動を休止せざるをえず、再開のメドも立っていない。ところが、ボーカリスト兼ギタリストでもある長瀬はかつて、別のバンドで楽曲制作、ミニライブを開いていたというから驚きだ。音楽事情に詳しい芸能関係者は言う。
「11年ごろ、気心知れた仲間たちと『THE SISSY BARS』というプライベートバンドを結成しているんです。長瀬は多趣味ですが、バンドメンバーはその趣味を通じて会った一般人。渋谷のクラブで、客前で演奏を披露したことが何度もあるそうです。といっても、長瀬さんは顔を出せないので、アイマスクをかぶっていたとか」
メンバーはファッションブランド・NEIGHBORHOODの代表兼デザイナー、美容師、バイク仲間2人の計5人編成。結成した翌12年には、渋谷のクラブのパーティーにこっそり出演している。だが、この模様をスマホで撮った参加者が無料動画サイトにあげてしまい、一部マニアに広まることとなった。
「これに怒ったのがジャニーズ関係者。所属タレントの副業は禁止しており、過去にはKAT-TUN・田中聖がグループと事務所を辞めさせられた前例があるだけに、長瀬としては慎重になっていたはず。でもバレてしまって、3年ほど活動を休みました。そして15年、NEIGHBORHOOD主催のハロウィンパーティーで復活。長瀬はポリス風衣装にキャップ、アイマスクで、素性を隠したままパフォーマンスを見せました」(前出・芸能関係者)
神出鬼没なTHE SISSY BARS。グループ名の由来は、バイクの背もたれの部分「シーシーバー」だという。
活動を再開した長瀬をジャニーズ関係者がどう思っているのかは明らかになっていない。ただTOKIOのCDデビュー四半世紀にあたる今年、ファンが悲しむ事態に発展しないことを願いたい。
(北村ともこ)