どんなにスポットライトを浴び続けるお高い“天下の芸能人”であれ、仮面を外せばただのオスとメス。欲望の赴くままに振る舞えば、大きなしっぺ返しを食らってしまうことすらある。
長いようで短かった「平成」においても、ワイドショーの格好のターゲットとなった“お騒がせカップル”たちによる茶番劇がいくつか繰り広げられ、誌面を存分に賑わせてきたが、中でもインパクト大だったカップルを振り返っていく。
まずは1998年、当時40歳の年齢で16歳の三船美佳を妻にした歌手の高橋ジョージは、お茶の間に大きな衝撃を与えた。あまりの年の差から“好奇の目”にさらされ、いかがわしさを問われるなどの野次を受けたこともあるが、夫婦揃ってバラエティー番組に出演することも多く、倍以上の年の差を忘れさせるほどの仲睦まじさを見せつけていた。
しかし、2016年頃よりこの“おしどり夫婦”に暗雲が立ち込め、一部報道では高橋による三船へのモラルハラスメントがあったとも伝えられると、現在の2人は別々の道を進み、三船は新たに結婚した一般男性との間に子供も授かっている。やはり年の差も程々が一番だということだろうか。
ただし、“極端な年の差”を乗り越え、現在も幸せに夫婦として生活しているケースも存在する。
もはや「レジェンド」ともいうべきお笑いタレントの加藤茶は、2011年に当時23歳だったモデルの綾菜と“45歳差”で結婚。加藤が前妻ともうけた長女とほぼ同年代の女性と再婚したことで、一部からバッシングを浴びたことは言うまでもないが、綾菜に対しても“加藤の財産目当て”や“後妻業”との中傷が寄せられていた。度重なる非難やヤジが2人の絆を強めたのか“絶対に別れる”などと冷笑されていた加藤と綾菜は今もなお夫婦として一つ屋根の下で暮らし、今に至っている。
(木村慎吾)