デビュー以来、お笑いの世界で天下を取り続けてきたダウンタウンの松本人志と浜田雅功の間に“死ぬほど不仲だった”10年間が存在していたことが前者から明かされ話題となった。
芸人である以上、舞台で爆笑をかっさらうことが本分であり、私生活における親密な関係性は二の次ではあるが、やはりプライベートでも良好な関係を築いていてほしいと願うのもファンとしての素直な心理だ。
ここでは、そんなファンの願いを打ち砕いてきた“私生活で死ぬほど仲の悪い”とされるお笑いコンビを挙げていく。
まずは、相方がトップ女優と結婚することを「スポーツ紙で知った」という東貴博と深沢邦之で構成されるTake2だ。1995年に田中美佐子と“超格差婚”を果たした深沢だったが、デビュー当時から東との不仲は深刻で、田中を口説き落とした深沢の特大ホームランによってその関係性はさらに悪化。かつての共演者からは周囲が気を遣うレベルだったとも明かされている。
相方が超人気女優と結婚し、徐々にコンビ揃っての活動が減少していった例はアンジャッシュも同じだろう。女性を口説く為の効果的な心理学メソッドや食への造詣など、テレビ出演に繋がるような趣味を積極的に開拓していったストイックな渡部建に対し、児嶋一哉はキャベツとレタス、さらには鶏・豚・牛の肉の味の区別がつかないなど、ポンコツそのもの。現在はその長所短所を生かしながらそれぞれが活躍しているが、一時は明らかに険悪なムードが立ち込めていたとされている。
吉本興業からは東京NSC1期生として華々しくデビューを飾った品川庄司もまた不仲コンビとして象徴されるペアと言えるだろう。元来、気性の荒かった品川祐はネタへの考え方や方針のズレから、頻繁に相方の庄司智春を“いびり”続け、誰もが視聴することのできる某ラジオ番組放送中に殴り合いの大乱闘を勃発させてしまったことすらある。マイクには互いを激しく掴み合う荒々しい音や、「また暴力ですか?」などと煽る庄司の喧嘩モードの声なども収録されてしまい、2人にとってはプロ意識に欠けた完全なる黒歴史である。
(木村慎吾)