4月21日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した俳優の中尾明慶。この日、14年ぶりにマスターズに優勝したタイガー・ウッズが取り上げられ、そこから「セカンドチャンス」が話題に。中尾は「日本だと、どこまで受け入れてもらえるのか。今は何かしちゃった時に、誰も救いの手を差し伸べない世の中になっている気がするので」とコメント。するとMCの東野幸治が、未成年女性との飲酒により芸能活動を無期限休止中の小出恵介の名前をさりげなく持ち出したのだ。
中尾はNetflixドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で主役のジミー大西、小出は明石家さんまを演じていたため、小出の不祥事により再撮影を余儀なくされた1人だった。
東野は「再撮影しなきゃいけないから面倒くさいとか、大変だという思いとか、もう1回共演したいとか、さまざまな思いがある?」と質問すると、中尾は「僕は彼と『ROOKIES』(TBS系)というドラマでも共演していて、彼のお芝居の実力は素晴らしいものがあると思うんです」とまずは小出を評価。そのうえで「僕がここで『またいつか一緒にお芝居したい』と言うと、また『そんなことを言ってるんじゃないよ』と受け入れてもらえない世の中じゃないですか。彼は反省しないといけないけど…」と、素直な気持ちを巧みに表現したのだ。
「小出の名前を持ち出した東野のさりげなさもお見事でしたが、中尾のコメントにも30歳にして芸歴19年を感じさせる賢明さが表れていたと思います。実は小出が出演していた7番組の配信を停止していたNHKが、4月8日の週から14年放送『吉原裏同心』、15年放送『100分de名著』、17年放送『スリル!~赤の章~』『スリル!~黒の章~』の配信を再開しました。そのため一部では、小出の芸能活動もそろそろ再開するのではないかと言われているそうです」(女性誌記者)
4月17日のNHK定例放送総局長会見では「小出恵介さんの出演作品も先週から配信再開しています」と同局長が明かし、さらに配信再開の理由として「刑事処分なども終わり、事件そのものが終息している。約2年近く経ちますか。そうした時間の経過も踏まえての個別の判断となりました」と説明していただけに、民放がNHKに倣うことは大いにあり得る。中尾と小出の共演作「ROOKIES」が再放送される日も近いかもしれない。