5月21日放送の朝ドラ「なつぞら」(NHK)で、朝ドラファンが胸を熱くさせるひと幕があった。
この日の放送では、主人公のなつ(広瀬すず)はアニメーターになるために、幼なじみで菓子職人を夢見る雪次郎(山田裕貴)とともに東京へ。お世話になる新宿のベーカリー&カフェ「川村屋」に向かうという展開だった。ひとまず、皿洗いとして働くなつと、料理人の見習いとして働く雪次郎はスタッフに挨拶。「調理長」として紹介された男性に、朝ドラファンは目を奪われたのだ。
「この、料理長である杉本平助。陰山泰が演じているのですが、陰山は17年度上期に放送された、同じく朝ドラの『ひよっこ』にも出演しており、その際も集団就職で上京してきた主人公の谷田部みね子(有村架純)らが暮らす『乙女寮』で食事を切り盛りする料理人、森和夫役。彼の作るカレーライスはみね子たちに大好評でした。地方から出てきたうら若き女の子たちを影で支えた和夫を演じた陰山が、今回は『川村屋』の調理長となって登場したのです。ネット上には、『乙女寮の食堂のおじさんが、川村屋でカレー作ってる』『時系列を踏まえると、川村屋の後に乙女寮に行くんだな』『乙女寮のカレー作ってた料理長は新宿の川村屋出身って設定なのかな。NHKなかなかやるね』など、2つの作品の意外なつながりに、心躍らせるファンのコメントが多数書き込まれています」(芸能ライター)
これまでに、過去のNHK朝ドラ主人公女優を続々と登場させてきたことでも話題のこの作品。いよいよ始まった東京編でも、07年度後期の朝ドラ「ちりとてちん」で主人公を務めた貫地谷しほりが出演することがわかっている。
視聴者を楽しませるポイントをちりばめたこの作品。さらなる展開に期待したい。