ナインティナインの岡村隆史が5月30日深夜に放送されたラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演。“ファンの女性に手を出さない”というルールを課していることを明かした。
岡村は、俳優の原田龍二が複数のファン女性と関係をもっていたとする報道について言及。自身については「ファンの人に行くのだけはやめようって、2丁目劇場出始めた時に相方ともそれを言ってたし、それしたらアカンねんっていうのは言うてたから。だから今でも僕、『ファンに手ぇ出すクズ』って言って」と、コンビとして駆け出しの頃、すでに相方である矢部浩之とは「ファンの女性に手を出すのはやめよう」と決めていたとのことだ。
また、「(ファンとの食事は)行きたいのは山々やけど、言われてノコノコ行くようではアカンと。ノコノコ芸人は。『来よった』ってなるやん。歯食いしばって行かへんねん。行きたいけど」と、ファンやその関係者から食事に誘われたとしても心を鬼にして断るようにしていると説明。
その理由について「だって、『お笑いの人なんてすぐ来る』と思われてても腹立つし。だから、お手紙もらって電話番号書いてあったとしても、俺は絶対にかけへんねん。ノコノコ、ダイヤル押したくないねん。押したいで、めっちゃ。でもそこは夢売る商売と考えてるから」と、芸人としてのプライドがそれを許さなかったようだ。
ファンと親密になることについては「今まで応援してたけど、もうそれは応援するという部分ではなくなってくると僕は思ってしまうんですよ」と持論を述べ、「だから、それをしないで、ここまで歯を食いしばって生きてきたんです、1人で」と、約29年のこれまでの芸人生活を振り返っている。
この岡村の語った“矜持”に対し、ネット上には賛同の声が続出。「人気芸能人なのに素の自分を見失わないのは凄い」「岡村は本当に紳士な人だと思う」「そのストイックさがあるから若くして売れたんだろうな」などと、岡村は称賛を受けた。
「浮いた話が少ないことから一部の人々からは“モテないおっさん”扱いを受ける岡村ですが、当然の如く、ファンはいますし、そのファンに手を出そうと思えば、今まで女性に困ることはなかったでしょう。ちなみに結婚前はプレイボーイだった矢部は、一度だけファンの女性に手を出してしまったことがあったそうですから、そんな中でも自分だけは…と、そのルールをしっかり守ってきた岡村がいかに真面目な男かが分かりますね」(エンタメ誌ライター)
モテ期のピークだった若い頃にも甘い誘惑に負けずにファンに手を出さないというルールを守り続けた結果、非モテのイメージが定着してしまったということだろうか。
しかし、そろそろ浮いた話も聞いてみたいものだが…。
(権田力也)