7月5日から公開の映画「ダイナー」。俳優・藤原竜也が、殺し屋専門のダイナー〈食堂〉の料理人を務めるこの物語。強烈で個性的な殺し屋を演じるのは窪田正孝や小栗旬、斎藤工に真矢ミキなど、錚々たるメンバー。その中には「みんなで筋肉体操」(NHK系)でブレイクした俳優・武田真治も、筋肉自慢の荒くれ者の殺し屋・ブロを演じている。
「ブロは、〈ダイナー〉の常連で、肉や酒と同じくらい女も大好きで毎回店で仲間たちと乱痴気騒ぎ。〈ダイナー〉のウェイトレス・カナコの前に働いていた女性にも手をかけた挙句に瞬殺するという凶暴な気質の持ち主です」(映画誌ライター)
映画の公式サイトで公開されているビジュアルでは、武田は、上半身マッパで自慢の筋肉を披露。胸元には鷲をあしらったタトゥーを施し、目の周りには黒いメイク、見るからに“危ないキャラ”全開となっている。
「今作の監督を務める蜷川実花は、実は以前から武田の“筋肉”に目をつけていました。6月6日に東京国際フォーラムで、この映画のジャパンプレミアが行われたのですが、そこに藤原を始め出演者たちと監督の蜷川が登壇。なんでも、本作は『みんなで筋肉体操』の前に撮影済み。武田が『(蜷川さんは)前から私の筋肉に気付いてくれていた。昔、実花さんに撮っていただいた写真集を見て、NHKの方が声をかけてくださったのかもしれないですから』とコメントしていました」(芸能ライター)
それを受けて蜷川は、「昔から知っていたので、『これ(ブロ役)は絶対に武田くんでしょ!』と思ったので…あの後、あんな事(筋肉体操)になってビックリしました」と話している。まさに筋肉様々の武田だが、「みんなで筋肉体操」からオファーが来た時の心境は、意外なものだった。
「6月11日放送の生番組『ごごナマ』(NHK)に出演した際、武田本人は人に見せるために筋肉を鍛えていたわけではないという思いがあったものの、マネージャーが『人に見せるべきだ!』と説得。こうした経緯があって、再ブレイクのきっかけをつかんだというわけです」(テレビ誌ライター)
意外にも番組のオファーに尻込みしていたという武田。人生どこにチャンスが転がっているかわからない!?
(窪田史朗)