水分を失って血液がドロドロになりがちな夏は、肝臓と腸に優しい食材を積極的に取り入れて血液をサラサラに整えたいものです。肉や油っこいものをついつい食べ過ぎてしまう方は、ぜひ意識してそうした食材を日々の食事メニューに加えてください。
■豆類
大豆やひよこ豆、いんげん豆などの豆類には、腸内環境を整える効果が期待できる食物繊維が豊富です。サラダに豆を入れたり、納豆を食べたりするのがオススメです。
■きのこ類
旨味成分が多く、料理の味を奥深くしてくれるきのこ類は、食物繊維が豊富です。炒め物や煮物にたっぷり入れたいですね。
■たまねぎ
肝臓の解毒作用を助ける効果が期待できます。たまねぎ特有のスースーする成分「アリシン」には、新陳代謝を高める効果も期待できます。スライスしたたまねぎを水にさらし、生でいただくのがよいでしょう。
■にんにく
疲労回復効果が期待できるにんにくには、たまねぎと同様「アリシン」が豊富に含まれています。
■おから
食物繊維の宝庫。手軽に副菜として活用できるので、豆類の代わりに積極的に取り入れましょう。毎日納豆、よりも豆入りサラダや卯の花など、さまざまなメニューで楽しんだ方が飽きがこないかもしれませんよ。
■貝類
スタミナ成分「タウリン」を豊富に摂取することが可能。帆立貝やシジミなど、とくにお酒が好きな方に積極的にとっていただきたい栄養素です。
■ごま
抗酸化作用(=老化抑制作用)が期待できるポリフェノールが豊富。食物繊維もたっぷり含まれています。さまざまな料理にふりかけることができるので、手軽に取り入れることができます。
■カレー粉
スパイスには、食欲を増進させたり肝臓の働きを活性化したりする効果が期待できます。たまにはカレールーにこだわり、さまざまなスパイスを取り入れてみてはいかがでしょうか。
■青魚
イワシやサバ、サンマなどの青魚にはDHAが豊富。中でも、缶詰は骨ごと食べることができてカルシウムを豊富に摂取することができるので、積極的に活用したいものです。
■お酢・梅干し
酸っぱい成分「クエン酸」は疲労回復に役立ちます。リンゴ酢などは飲みやすく、そのまま飲むのにも適しています。
「血液をサラサラにする」というテーマ1つをとっても、オススメの食材はたくさんあります。健康によいと知った食材だけをとり続けるのではなく、さまざまな食材をバランスよく取り入れることで、他の栄養素のバランスまで整えやすくなります。まずは、これら10種類の食材を、1週間のメニューに散りばめるところから試してみてはいかがでしょうか。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)