6月24日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)に、田中圭と横浜流星のコンビが出演することが分かった。二人は放送中のドラマ「あなたの番です」(同)にて6月30日放送回から共演する間柄で、今回の出演が番宣目的なのは明らかだ。
2クール連続放送の「あなたの番です」ではその回から後編の“反撃篇”が始まり、妻の原田知世を殺された田中が大学院生役の横浜と共に交換殺人事件の真相を暴く「バディもの」と様変わりする。人気イケメン俳優のそろい踏みに期待を高めるファンもいる一方で、初回から本作を楽しんできた視聴者のなかには横浜の登場を歓迎しない声もあるという。テレビ誌ライターがささやく。
「6月16日放送の第10話は原田の死という驚愕のラストシーンで幕を閉じましたが、ほかにもこの回で出番収めとなる女優がいました。警察官の妻であり、マンション住民会の会長も務めていた木村多江が、第2話で描かれたカリスマ医師殺害の実行犯であることが明かされたのです。これで木村は逮捕されたことから、ドラマ後編には出演しないことは確実。これでメインキャストの女優2人が一気に退場してしまい、このキャスト交代が本作のサスペンス性を損なうことになるのではと、危ぶまれています」
ただ後編では毎回のように横浜の華麗な推理が披露され、張り巡らされた伏線が次々と回収されることが予想されている。それはそれで、カタルシスにあふれているのではないだろうか?
「ここまで10話を積み重ねてきた『あなたの番です』ですが、前半の謎めいた展開を支えてきた要素の一つが、木村の名演技だったことは疑いようもありません。第10話で見せたハンドミキサーを手に原田を殺そうとするシーンの緊迫ぶりは、木村の鬼気迫る演技がなければ滑稽にさえ見えかねなかったはず。その木村がいなくなり、狂言回し的な役割を果たしていた原田もいなくなったことで、ドラマの厚みや立体感が一気に損なわれかねないのです。この状況で田中と横浜のバディものを前面に押し出せば、せっかくの緊迫感が薄れ、単なるイケメンドラマになり下がる恐れもぬぐえません。本作は低迷する視聴率に反して視聴者を虜にするサスペンス性に満ちあふれていましたが、後編では視聴率を気にするばかりにサスペンス性まで失うという本末転倒になるのではと心配ですね」(前出・テレビ誌ライター)
この「あなたの番です」にはまだ、謎めいた女子大生の西野七瀬、田中に好意を寄せる美女の奈緒、怪しい行動を続ける山田真歩など、事件の鍵を握っていそうな女優陣が残っている。彼女たちが原田&木村の抜けた穴を埋めてくれればと期待する視聴者も少なくなさそうだ。
(白根麻子)