吉本興業が6月27日、反社会的勢力の会合で闇営業を行ったとして、お笑いコンビ・スリムクラブを無期限の謹慎処分に科したことを発表している。
先に謹慎処分を受けた雨上がり決死隊の宮迫博之と同様、反社会的勢力の宴に出席し、さらに所属事務所の仲介を通さない闇営業に手を染めていたスリムクラブの真栄田賢と内間政成。無期限での謹慎処分となったことでしばらくはお笑いタレントとしての活動を休止し、いつか訪れるかもしれない復帰の日に向けて禊を払うことになるが、ネット上で心配の声が寄せられているのがツッコミ担当の内間が71歳までのローンで購入した世田谷の一軒家の存在だ。
「内間はテレビ番組の企画で5年ほど前に高級住宅街として知られる世田谷に3階建ての一軒家を購入しました。その金額は9000万円以上とされ、ローンの支払いは毎月20万円ほど。現在43歳の内間は残り30年近くも支払いを続けなければならず、かつての認識の甘さで参加した闇営業が今後の人生に大きなダメージを与える可能性が出てしまいました。また、スリムクラブが参加した闇営業のギャラは事務所を通した場合の正規の金額よりも格安だったとも報じられており、一部では同情票も集まっていますが、大方は『ローン組んだのも自分、(闇)営業したのも自分』『9000万円の家を買うこと自体が間違ってる』『可哀想だけど決して貰い事故ではない。真面目に吉本の仕事をしてればよかった』などの厳しい糾弾です。そもそも事務所を通さずに芸人に仕事をオファーする団体や組織というのは正規のルートでは都合の悪い何らかの事情を有している可能性が高く、“直のオファー”を受けた時点でプロの芸人であれば相手の素性を怪しむことなど容易なのではないでしょうか。自業自得と言われても仕方がないかもしれません」(テレビ誌ライター)
芸能界におけるプロダクションは時に“ギャラの搾取”ばかりがフィーチャーされるものの、どこの馬の骨か分からない組織からの接触を守る存在としても機能しており、無許可でそこから這い出ようとするタレントを守る義理はないだろう。
9000万円のローンだけでなく、スリムクラブは今後のキャリア設計についても深く熟考すべきタイミングだと言える。
(木村慎吾)