闘病を続けるジャニー喜多川社長に、思いは届くのか…。ジャニー氏が6月18日に緊急搬送され、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で入院しているとジャニーズ事務所が発表したのは7月1日のこと。それ以降、所属タレントたちは口々にジャニー氏の回復を祈り、お見舞いに足を運んでいると明かしている。
だが一部の悪質なジャニーズファンたちが、そんなジャニーズタレントの気持ちを踏みにじる非常識な行為を働いているというのだ。芸能ライターがささやく。
「ジャニー氏の入院先は報道では一切明かされていませんが、熱心なファンの間ではすでにどこの病院なのかが特定されています。そしていまその病院において、お見舞いに来るジャニーズタレントの姿を一目見ようと、ファンが出待ちをしているというのです。どんな状況であれジャニーズでは出待ち厳禁ですが、くも膜下出血での入院という緊急事態においてさえ自分の推しを執拗に追い求める悪質ファンの身勝手さに対しては《あまりに非常識すぎる!》との批判が沸き起こっています」
こういった出待ちは昔から、ジャニーズ界隈では当たり前の光景だったという。芸能ライターが続ける。
「テレビ局のように車で直接出入りできる施設にはほとんど出待ちはいません。コンサート会場では会場入りする車を目当てにする連中がいるものの、それはむしろ“出待ち初心者”です。厄介ヲタの連中が狙うのは撮影スタジオのように、車を降りてから建物に入るまでのわずかな距離でもタレントの姿を生で拝める施設。我々取材陣は徒歩でスタジオに出入りしますが、スタジオ周辺には何人もの女性ファンがじーっと突っ立っていて、なかには堂々と《誰々さんの撮影ですか?》と訊ねてくるケースも。もちろんこちらも答えるわけにはいきませんが、なかにはジャニーズ担当記者の顔を覚えているジャニヲタも少なくありません」
ともあれ病院での出待ちはマナーうんぬん以前の問題として、人としてやってはいけないことなのは明らか。常識的なファンからは「そんなヤツらは逮捕しろ!」との声もあがっているという。ともかく病院の静穏を乱す行為は厳に慎むべきだろう。
(白根麻子)