CDデビューした今なおハングリー精神に満ちあふれ、バラエティスキルを高めようと必死なジャニーズグループといえば、A.B.C-Zだ。メンバー5人のなかで、単独の仕事が断トツで多いのは塚田僚一。ジャニーズJr.として13年半、12年目にようやくジャニーズ初のDVDデビューを果たした苦労人。筋肉マニアを自身のセールスポイントにした狙いは見事に当たり、今なおバラエティ番組からソロでお声がかかる。
彼の“いい人”伝説は数多いが、かつては夕食をひと口も食べなかったにもかかわらず、代金として数万円を支払ったことがあるという。
「『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)の収録後、Sexy Zone・菊池風磨やSixTONES・京本大我と田中樹など15人ほどのJr.を連れて、急きょしゃぶしゃぶを食べに行ったそうです。しかも、個室。お肉が運ばれてきたころ、塚田さんの携帯が鳴りました。出ると、『あっ、すいません。わかりました』と謝罪。電話を切ったあとにサッと立ち上がると、『ごめん。僕、仕事だった』とまさかの発言。結局、料理を食べる前に会計を済ませ、仕事場へ向かったそうです」(芸能関係者)
A.B.C-Zはすでに“少クラ”を卒業しているため、後輩と共演する機会がグンと減った。しかし、その日の収録は、セクゾをはじめ、かねてからかわいがっている後輩がズラリとそろった。かわいい後輩から「ごはんに行きましょう」と言われたことで、うれしくなり、次の仕事のことが頭からすっ飛んだようだ。会計を終えたあとは、大きな荷物を持って、ダッシュで店を出たという。
「32歳の塚田さんは、去年12月27日の段階で預金残高が2501円しかなかったことを、バラエティ番組で明かしています。大みそか恒例の『ジャニーズカウントダウンコンサート』や、年始公演で一緒になった後輩のおよそ100人に、1万円ずつのお年玉を配ったことで預金を減らしたのだとか。もはや伝説です」(前出・芸能関係者)
かつて、塚田を中心とした“塚田会”が存在した。メンバーは豪華で、アニメ仲間のKis-My-Ft2宮田俊哉、同じくキスマイの北山宏光と二階堂高嗣、Hey!Say!JUMPの薮宏太と高木雄也と有岡大貴ほか。Sexy Zoneから中島健人と佐藤勝利と菊池も招待されたことがあり、メンバーの戸塚祥太や五関晃一が参加したこともあった。基本的には食事会で、支払いは塚田ひとりが受け持つ。
仲間と分け隔てなく楽しむことが好きな塚田。しかし、後先を考えない金の使い方に、母からはきつくお灸を据えられているという。
(北村ともこ)