夢の10秒を切る日本記録の更新で注目のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手が、7月1日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で元プロテニスプレーヤーの松岡修造のインタビューを受けた。
「フロリダ大学で指導を受けて、短距離走の基礎固めができているというサニブラウン選手。今は周りの状況や隣を走る選手も周囲から聞こえてくる音もすべてシャットアウトして、自分が走るレーンだけに集中できるようになったそうです。そして、それがまた成果につながっているのだとか。そんなサニブラウン選手が目指しているのは世界記録なのだそうです」(スポーツライター)
インタビューする松岡が思わず「そんな非常識な目標」と言ってしまったほど、日本記録と世界記録の差は大きい。
「サニブラウン選手も、世界最高を目指すのは非常識に思うかもしれないけれど、それでもやはり最高を目指すと断言。その道を極めようという、非常に高い意識を持ち続けているのだと思います」(前出・スポーツライター)
先に亡くなったマラソンの名指導者・小出義雄氏も「非常識なことをやらないと常識は打ち破れない」と語っていたが、「自分がどこまで行けるのかを楽しみながら競技している」と話すサニブラウン選手がどこまで常識を超えていってくれるのか、楽しみでならない。
(伊藤その子)