吉本興業に所属するお笑いタレントの清水圭が、自身のオフィシャルブログ「Kei Shimizu」へ投稿し物議を呼んでいた同社の岡本昭彦社長批判の投稿を7月25日までに削除していたことが分かり、物議を醸している。
清水は22日のブログ内で、後輩の雨上がり決死隊・宮迫博之とロンドンブーツ1号2号・田村亮へのパワハラ発言に揺れる吉本興業の岡本社長に関して、自身も2001年にドラマ「明日があるさ」の第1話に出演した際に横柄な扱いを受けたと暴露。清水によれば、事前の打ち合わせ段階で知らされていたセリフのボリュームが最終原稿で半減されていたことに違和感を覚え、担当マネージャーを叱責していたところ、当時はまだ社員だった岡本氏から「吉本がお願いして(清水をこのドラマに)出られるようにしてあげてるんです。会社のやり方に文句があるなら、いつ辞めてもらっても良いんですよ」と告げられたという。
この手厳しい岡本氏による物言いについて、清水は「あれから18年。社長になっても岡本氏は何も変わっていませんでした」と綴り、その横暴な言動を非難。しかし、多くの反発コメントがあったからか、23日のブログ内では「いっぱいコメントが来てて。まぁ、あんなこと書いたらいろんな意見が来ますわなぁ」とも言及していた。
「清水にとって、“吉本がお願いして出られるようにしてあげてる”や“いつ辞めてもらっても良い”などの発言はプライドをズタズタに壊されるものだったのでしょうが、今回の騒動とは少々事情が異なる上に、18年も前の出来事を引用したことから、あまり世間からの同情票を得るには至りませんでした。それだけでなく、投稿を削除したことで『便乗しようと思って書いたのに、自身が思った反応と違ったから削除したんでしょうね。恥ずかしい』『かっこ悪い』『小物ぶりを世に示しましたね』『状況が全く違うのに愚かだなー。清水氏にとってなんのプラスにもならないのに。。』『自分に逆風が吹いて削除するのがダサい』との批判コメントがネットに寄せられています。記事の内容に加え、それを削除したことで2重に炎上してしまう事態となりましたね」(テレビ誌ライター)
清水のブログには、2018年9月20日のエントリーの最後に、「ちょっとばかり思うところがありまして 明日からは『今日と昨日の分』しか見られないシステムになります」との記述があり、どうやら当該批判ブログは“システム通りの削除”となったようだが、そうした「謎システム」を採用するあたりもネット上では「最後まで清水圭らしい」と嘲笑の対象となってしまっており、いずれにしても、とんだ“空振り糾弾”となってしまったようだ。
(木村慎吾)