“関西の女帝”とも称される人気司会者・上沼恵美子の名調子に「さすが上沼さん!全てにおいて正論!」との称賛が相次いでいるようだ。
様々な問題が明らかになったために、長期化の様相を呈している吉本問題。そんななか、上沼が8月4日に放送された「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)でこの騒動をズバッと斬り刻んだ。
「まずは、雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮の会見をバッサリ。『宮迫さんに憧れて6000人も入ってる後輩に悪い見本をみせた。あれは謝罪になっていない。あなたがウソをついたんやんか』と、今回の騒動の元凶にある宮迫のついた“嘘”を斬りました。みんながそう思っていたことを上沼のような大御所がハッキリ言ったことは大きい意味があると思います。そして、その後の渦中の人である大崎会長にもひと言。吉本を大阪のシンボルとして持ち上げ、『大阪の文化、串カツの香り、通天閣の香りをアメリカへ持って行ってください。あなたはエッフェル塔をたてようとしています。それじゃ大阪らしくない』と、吉本興業への思いを語りました。続けて、今回の騒動に便乗して吉本批判をした若手芸人たちには『ファミリーが6000人やったら、みんな食べれるようにしてくれとか、無茶言うたらアカン。上っていきたいんだったら、ダウンタウンなりたいんやったら、さんまさんになりたいんやったら、面白くなれ。それだけよ。人気を高めてくださいよ。吉本の体制がどうとか、何の話やねん、と思います。面白くなる以外にないねん』と正論をズバリでしたね。これには視聴者のほとんどがうなずいたと思います。とにかく、宮迫、大崎会長、若手芸人たちをまとめて叱咤した上沼さんの奉行ぶりに感心した人たちが多かったようです」(女性誌ライター)
吉本はチャンスもくれて劇場もいっぱいあると、若手が批判するのは筋違いという上沼論にSNSでも「本当にそう思う」「ずっと芸人たちに『何言うてんの?』と思ってた。上沼さんありがとう!」「才能もなくて芸も磨かず金だけよこせという芸人が多すぎるのでは?」「宮迫さんは本気で反省を」「恵美子さんが吉本の社長になってほしい」と賛同の嵐。
本人は「ごめんなさいね、私、吉本でも松竹でもない。1人でやってるおばちゃんと思って聞いてください」と場を和ませたが、自力で上り詰めた重鎮のお言葉は、吉本の大物たちのどっちつかずな言葉より圧倒的に重そうだ。
(塚田ちひろ)