ジャニー喜多川元社長が逝去してから、ジャニーズグループそれぞれの士気が高まっているという。キャリアを重ね、家庭を持っているメンバーがいるグループは、若いころのように公私ともに親しい間柄ではなくなった。それでもTOKIO以下、ほとんどのグループがLINEを組んでいる。仕事の連絡事項が主な目的だが、Hey!Say!JUMPはプライベートでも活用。趣味で撮った写真を送受信しあっているという。
嵐も同様にプライベート写真をガンガン送りあっている。アイドル誌のライターがこう証言する。
「嵐がグループLINEをはじめたのは、15年ごろ。大野智の誕生日を、京セラドーム大阪のコンサートでサプライズ祝福する連絡をするため、まずは4人で始めたのです。その後は、別々の仕事が多い5人が、その国・地域で見つけた写真を送りあっているのです。そんな中、エグかったのは相葉雅紀。16年の夏には、『親知らず、抜いたよー』と写真を送っています」
歯茎を削り、抜歯するという大がかりになった親知らずの抜歯。1週間ほどは痛みに泣いたようだ。この写真を見た櫻井翔は後にコンサートで、「あれはマジでエグかった」と振り返っている。対して、ホッコリするものもあった。
「東日本大震災の復興支援のためにはじまった『嵐のワクワク学校』。相葉と櫻井を除く3人で、熊本県に出張したことがありました。二宮和也は、熊本メシの写真を送信。少しでも熊本を味わってもらおうと思ったのがその理由。ニノの狙い通り櫻井と相葉は写真を見て喜んだそうです」(前出・アイドル誌ライター)
16年11月の大野の誕生日は、メンバーからのメッセージが次々と届いた。深夜0時を過ぎて26日になった瞬間には、二宮と櫻井。0時2分が相葉、0時3分が松本潤。テキストのあとは、それぞれが持っている大野の写真が送られ続け、0時13分にすべてが終了。写真のなかには、嵐全員の記念ショット、さらにジャニーさんを加えた6ショットがあったという。ジャニーさんとの写真を送信したのは、松本だった。
ちなみに、感動メールと記念ショットに対して、大野が「みんなありがとう。愛しています」と返信すると、それに対するメッセージは0件だったというオチがついている。
子どもからお年寄りまでに愛されている嵐。人気の秘密は、こんなところにあるのかもしれない。
(北村ともこ)