反社会的勢力への闇営業騒動による謹慎から復帰したお笑いコンビ・スリムクラブが8月19日、東京のルミネtheよしもとのステージに復帰し、一連の騒動をネタに笑いをかっさらった。
午後4時スタートの舞台上で「すみませんでした。今日で謹慎が解けまして。またやるのでよろしくお願いします」と切り出した真栄田賢は、相方の内間政成と共に軽快なテンポで掛け合うと、今回の騒動により離婚危機に瀕したという内間の現状などを冗談交じりに説明し、総額9000万円ものローンを唯一内間へ貸してくれた「静岡のスルガ銀行」を「反社なんです」などと“反社イジり”も展開。
また、真栄田は謹慎中に自身へ激励の電話をかけてきたサンドウィッチマンの伊達みきおを「反社っぽい人」とイジり倒すと、終盤には某週刊誌に掲載された反社会的勢力との宴で披露された内間による上半身のネタも繰り出し、漫才各所に“闇営業騒動ネタ”を散りばめた構成となった。
「会場からは笑いが生まれ、2人に向けられた拍手や“お帰りなさい”という温かい言葉もあったと報じられていますが、復帰一発目の漫才でこれほど闇営業騒動をイジり倒すというのは賛否両論が出てもおかしくはないでしょう。事実、彼らと同じく反社会的勢力への闇営業に手を染めた雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮は未だにその進退や去就すらも確定しておらず、会見ではゲッソリと痩せ、亮の円形脱毛症を心配する声も出ていましたからね。もちろん“金を受け取っていない”と嘘をついた上記2名と、何も発信する場を与えられなかった他の芸人とでは立場は違うのでしょうが、ここまで対照的に開き直ることが許されるかどうかは未知数です」(テレビ誌ライター)
ネットでは騒動をネタにするスリムクラブの2人に対して「まだ本人達はネタにするべきじゃない気がする」「スリムクラブに限らずほとんどの芸人がヘラヘラと謝罪を口にして、ネタにしてた。謹慎って長めの夏休みなのね、彼らの中では」「嫌いな芸人になりました」などの声が出ており、真栄田のふくよかな体型についても「反省の見られない身体だな」「真栄田は良いもの食いまくった感じになってきてるぞ。スリムにならなきゃ」「真栄田、激太りしてるやん」「(田村)亮の会見見たか? あれくらいになれよ」という厳しい反応も。
また、吉本興業の大御所である明石家さんまは騒動を発端とした後輩らの異動や人事に神経をすり減らしている状況とされるだけに、まだまだ“闇営業騒動”は完全に解決していないように思えるが果たして…?
(木村慎吾)