昨年もっとも売れた新人アイドルグループといえば、King&Prince。6人のなかでズバ抜けた知名度と番組出演を誇る平野紫耀は今年6月、ある記録を達成している。
女性月刊誌「美ST」8月号の表紙画像が6月14日に解禁されると、発売前に予約だけで完売。発売初日に増刷が決定した。
出版不況が叫ばれて久しい今、キンプリ表紙の雑誌は軒並み売り上げがアップ。平野の場合は、キラキラ笑顔と相反するムキムキボディも魅力のようだ。
「『国宝級イケメン』というキャッチコピーがある平野。でもティアラ(キンプリファン)は、『国民的ゴリラ』と呼んでいます。筋肉質だけではなく、力加減がバカなんです。バラエティ番組ではかつて、『歯を磨いているだけで筋肉がついてしまう』と言っていましたが、高校生のときには『まいど!ジャーニィ~』(BSフジ)で、背筋力210キロという驚異の数字を叩きだし、それが本当であることを証明しています」(アイドル誌ライター)
18歳から29歳の背筋力の平均はおよそ140キロ。平野は、プロアスリート並みの記録を出していたのだ。ちなみに、今春放映された「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)では、大人気タレントの長嶋一茂を相手に腕相撲で勝利。元プロ野球選手をあっさり負かしたうえに、お姫様抱っこまでしている。
小学生からダンスを習っており、その高いスキルと端正な顔立ちで故・ジャニー喜多川社長から直でスカウトされた平野。筋肉は長いダンサー人生で鍛え上げられてきた。
昨年、単体でのバラエティ進出が増えたのは、その筋肉美ボディと、天然すぎる絶妙な笑いによるところが大きい。
「平野のオトボケには、芸人が嫉妬しています。『ブラウン管テレビ』を『ドラム缶テレビ』と言ったり、『アキレス腱』を高校生まで『アキレツ腱』と思っていたり。『やってみたいアルバイトは?』と聞かれて、『バイトリーダー』と自信を持って答えたこともあります」(前出・アイドル誌ライター)
9月6日には、橋本環奈とのW主演映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」が全国公開される。平野は、頭脳明晰で全国模試が常に上位の天才生徒会会長を演じるが、このPRで出演した情報番組では、「穴があったら入りたい」を「穴を掘って帰りたい」と間違って発言している。
ジャニーズ屈指の天然系、平野。筋肉も脳内も、規格外のおバカのようだ。
(北村ともこ)