俳優・大泉洋主演の日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)の第8話が9月1日に放送され、平均視聴率11.3%と二桁台に回復。大ヒット映画「カメラを止めるな!」に主演していた俳優・濱津隆之の熱演にも称賛の声が数多く寄せられている。
「このドラマは、池井戸潤氏の新作同名小説が原作。大手自動車メーカーで働く君嶋隼人(大泉)は工場に左遷され、低迷するラグビーチーム『アストロズ』のGMを兼務。君嶋自身とラグビーチームの再起に挑む姿を描いています。その中で濱津が演じるのは物語のキーパーソンとなるゴルフ場の責任者・青野宏役。第4話の予告編にほんの一瞬顔が映っただけで、ネットでは大きな注目を集めました」(テレビ誌ライター)
第8話では、ついに偽装工作に加担していた事実を君嶋に突きつけられ、真実を話すように迫られる山場。大学までラクビーをやっていた青野が、「アストロズ」の部内マッチを見学。選手たちがフェアプレイに徹しながら必死にぶつかり合う姿を見て「私も彼らに恥じない自分でありたい」と涙するクライマックスには「めっちゃいいな。濱津さんの活躍見れて嬉しい」「濱津さん盛りだくさんだった~保存版にします」といった称賛コメントがネット上に躍った。
「濱津は大学卒業後にお笑いを目指してNSC(吉本総合芸能学院)に入学。同期とコンビを組み期待されるも1年で活動休止。その後DJになるも目が出ずに30歳で断念するなど長い下積みを経験しています。その後、アルバイトをしながら舞台などで役者を続けてきましたが、2018年に予算わずか300万円の低予算映画『カメラを止めるな!』が爆発的なヒットを記録。37歳の遅咲きながら、昨年『カメ止め』で日本アカデミー賞・優秀主演男優賞に輝くなど今後の活躍が期待されていました」(スポーツ紙記者)
しかし本人に欲がないのか、その後、中々ブレイクする機会にも恵まれてこなかった。
「『カメ止め』で妻役を演じたしゅはまはるみがエイベックス・マネジメントに、娘役の真魚がワタナベエンターティメントに所属して仕事の幅を広げていく中、濱津はフリーのまま。今年やっと所属事務所も決まり、このドラマが好評なだけに出演依頼が殺到するのは間違いなさそうですね」(前出・テレビ誌ライター)
今期のドラマ「ルパンの娘」(フジテレビ系)では「カメ止め」で共演した個性的すぎる顔の女優・どんぐりが深キョンの祖母役でブレイク中。いよいよ「カメ止め」俳優の時代がやってくるのか!?
(窪田史朗)