外反母趾にもやさしい靴を開発・販売するfitfitが20~60代の女性951人を対象に行った、「サンダルを選ぶ際に自分の足について気になること」についてのアンケート調査の結果、サンダル選びの際に何かしら心配し、悩んでいる方は99%にのぼりました。中でもとくに多いのは、「サンダルが当たる部分の痛み」で約40%。多くの方が夏にサンダルを履くことで足の疲れや痛みを感じているようです。このような疲労やトラブルを放っておくと、足の機能低下や外反母趾などの変形を起こす可能性があるため、サンダルを卒業する秋口にはしっかりケアをしておきたいものです。
FHA公認上級シューフィッターの中村浩幸さんによると、「サンダルが当たっていたところが痛い」「疲れて足がむくみ、重たい」などのトラブルの原因の多くは、足裏のアーチが崩れることで起きているのだとか。そのため、サンダルを履いた後は、足裏の筋肉を鍛えてアーチをよい形のまま保つ、次のようなフットケアがオススメだそうです。
■素足で行う「グー・チョキ・パーじゃんけん」
サンダルやヒールなど、足に合わない靴を履いていると、自在に大きく足指を動かすことが難しくなるといいます。そのため、指先の部分が細くなっているサンダルをよく履く人ほど、足指を柔軟にするケアが大切。帰宅後は、ゆっくりと大きく、足の指を「グー」「チョキ」「パー」の形に大きく動かしましょう。1日2~3回を目安に、できるタイミングで行うとよいそうです。
■タオルギャザー
これは、タオルを床に置いて足指で寄せる運動のこと。タオルを縦に床に広げて手前の端に足を置き、足指を使ってタオルを手繰り寄せるように引き寄せます。入浴後や就寝前に、1回を目安に取り組むとよいそうです。ちなみに、可能な限り毎日同じタイミングで負担のない回数を行い、継続することが大切なんだとか。
夏に溜め込んだ疲れや痛みを今のうちに癒やし、秋以降の足元ファッションを楽しめるように整えましょう。また、今年履いているサンダルが次年度以降もトラブルなく履けるかどうか、改めてフィッティングしてみることもオススメです。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)