現在放送中のNHKの朝ドラ「なつぞら」で、主人公のなつを熱演中の女優・広瀬すずが、来年3月20日に公開予定の映画「一度死んでみた」に主演することが明らかになった。
「この映画で広瀬は、売れないデスメタルバンドのボーカルを務める女子大生役。ある日、ライブで“一度死んでくれ!”と父親への不満をシャウト。すると突然、父親が死んでしまったとの知らせが入りビックリ仰天。しかし実際は、“2日間だけ死んじゃう薬”を飲んだために仮死状態になっていたという、彼女にとっては初のコメディ作品です」(映画誌記者)
キャストは他にも父親役に堤真一、父親の部下で存在感のなさすぎる男役を吉沢亮が演じる。初のコメディに広瀬は「コメディ作品にずっと憧れがあったので、今回挑戦させて頂けると聞いて楽しみではありますが、面白くできるかどうか、楽しめる余裕があるか不安です」とコメント。そんな中期待されるのが、広瀬がデスメタルでシャウトする姿。愛らしいルックスから、一体どんなメタルボイスが飛び出すのか。
「広瀬は2017年に公開されたアニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の劇中で、松田聖子の名曲『瑠璃色の地球』を歌っています。この音源は、映画の主人公・及川なずな名義で同作のサウンドトラック盤としてCD化もされ、実質広瀬の歌手デビュー曲となりました」(女性誌記者)
しかし、この曲が物議を醸し出す事態に。ネットでは「なんで広瀬すずちゃんがセコタンの曲カバーするの!!???」「広瀬すずが嫌いというか、あの歌は聖子ちゃんの歌唱力があって成り立つと思うからよ、広瀬すずの声質とは違うと思うわ」など、非難を浴びる結果となってしまったのだ。
しかし、その一方で「劇中で広瀬すずが歌った瑠璃色の地球が凄く良くて、それだけで1100円払った価値があるかなって思った」「広瀬すず(及川なずな)cover.『瑠璃色の地球』なんて美しい歌声なんだ」と彼女の歌唱力を評価する声も…。
「今回は『瑠璃色の地球』とは打って変わってデスメタル。歌の上手い下手はもちろんですが、激しいシャウトやファッションも楽しみ。そして吉沢との『なつぞら』コンビの共演も嬉しいですね」(前出・映画誌ライター)
映画では、「今死んだらぶっ殺すわよ!」と叫んだり、人差し指を上に突き出したデスポーズやハイキックも披露するという。彼女のデスメタルボイスにも注目したい。
(窪田史朗)