9月限りでジャニーズ事務所を退所し、関ジャニ∞からも脱退した錦戸亮が10月1日、早くもインスタグラムやツイッター、YouTubeなどの各アカウントを開設し、新たなスタートを切っている。
これが“元ジャニーズ”の底力か。9月30日の退所後すぐに新設したインスタグラムには10月1日15時時点で34万人を超えるフォロワーが集まり、YouTubeでもチャンネル登録者が8万人を突破。記念すべき1本目の動画「Point of Departure」はすでに50万回もの再生数を誇る“超ロケットスタート”を切ったのだ。しかも、その数値は日に日に伸びている。
「関ジャニ∞のメンバーとしてバラエティ色の強い番組への出演を“渋々”行ってきた錦戸ですが、本人の我慢も限界に達したのか、今後は本当にやりたかったこと、専念したいこととされる俳優業や音楽の道に猪突猛進していく方針だとされており、他のジャニーズタレントもその行く末を気にしていると思いますよ。まず、ジャニーズ事務所という大きな影響力を持つプロダクションから独立しても経済的にやっていけるのかという点や、本当にやりたいことをやり続けることが可能なのかという点です。経済的な収入に関しては今のご時世、YouTubeから広告収入を上げることもできますし、錦戸のような知名度を持つタレントであれば課金制の同志コミュニティを主宰したり、オンラインサロンやファンクラブといったシステムも存在するので、ジャニーズに所属していた頃よりも稼ぐことが可能なはずです。中抜きや搾取も全く無い世界ですからね」(テレビ誌ライター)
では、錦戸の本当にやりたい活動は継続できるのだろうか。
「音楽活動もYouTubeという動画プラットフォームがあれば、お披露目・拡散の場とすることは可能ですし、ライブ会場や小さなステージさえ借りてしまえば自由に活動はできます。唯一の懸念材料といえば俳優としての活動でしょうが、映画の世界はテレビ番組やテレビドラマと違ってジャニーズ事務所への忖度や影響を受けにくいゾーンとされ、元SMAPの草なぎ剛や稲垣吾郎らがテレビからは消えても、映画のスクリーンからは消えなかったという事例を見ても明らかでしょう。バラエティ番組への出演が大好きでたまらないジャニーズタレントであれば独立は難しいのかもしれませんが、俳優の道に専念したい錦戸は独立に向けて大きな支障はあまりないとも考えられますね」(前出・テレビ誌ライター)
経済的にも問題なく、やりたいことを続けられるとすれば、この“錦戸のケース”を指標に掲げて、同じくジャニーズ事務所を離れる決意を下すタレントが次々と現れてしまう可能性もあるかもしれない?
(木村慎吾)