朝ドラ「スカーレット」(NHK)が始まっておよそ1カ月。主要キャストとしての役割を終えた登場人物の“ロス”を嘆く声が、早くもこだましている。
その人物とは、主人公の川原喜美子(戸田恵梨香)が女中として住み込みで働く荒木荘の先輩女中、大久保のぶ子(三林京子)。10月25日放送回の冒頭、前日放送回から2年半の月日が流れたことと、大久保さんが荒木荘を去ったことが、ナレーションで告げられたのだ。
女中の大先輩として、喜美子を厳しく指導してきた大久保さん。時にはその厳しさに、喜美子が「大久保~!」と叫んで枕を抱えて後ろ向きで布団に投げつけ、続く番組「あさイチ」ではそのシーンを受けて、博多華丸が「ジャーマンスープレックス」と評すると、博多大吉がそれを「バックドロップホールド」と指摘し、ちょっとした話題となったことも。そんな間柄でも、時折見せる大久保さんの優しさに胸を打たれた視聴者も多かっただろう。
「今回の“大久保ロス”に、ネット上では『大久保さんいなくて寂しい~!』『まさか昨日で退場とは…』『大久保さんの残した空気感ハンパない』と嘆く声や『退き際の美学』『孫連れて遊びに来て!』『喜美子の仕事ぶりや言葉のはしばしに大久保さんが生きている』など、1カ月と短い登場ながらもその功績を称える意見が書き込まれています」(芸能ライター)
今後の展開、そして大久保さんの再登場に期待したい。