ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズのバンタム級決勝が11月7日、さいたまスーパーアリーナで開催され、WBA&IBF王者の井上尚弥がWBAバンタム級スーパー王者のノニト・ドネアに判定の末、勝利している。
試合はまさに歴史的決闘の様相を呈した。序盤はテンポ良く井上がリードし、身体のキレを感じさせたが、36歳のベテラン・ドネアも懸命に井上の動きを捉えながら応戦すると、12回を終えた際には右目上から流血する井上と疲労困憊のドネアは健闘を称え合い抱擁。試合は3-0の判定で井上の勝利に終わったが、アツすぎる男たちの熾烈な争いは観る者を完全に魅了したと言えるだろう。
しかし、そんな最強のファイターを決するWBSS決勝戦において、主役である井上とドネアと並ぶほどの“熱視線”を集めたのは意外な人物たちだった。
「当然、コアなボクシングファンからすればリング上の白熱した戦いからは一切目を離さなかったのでしょうが、ライト層の間で盛り上がったのはこの試合をVIP席から観戦していた著名人の映り込みでした。格闘技オタクとしてバラエティ番組でも幾度かその造詣の深さを強調しているお笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアや、歌手でタレントの和田アキ子、入場曲を提供している布袋寅泰、さらには日本を代表するユーチューバーであるHIKAKINとその兄、SEIKINという意外なコンビもテレビ画面に映り込んでおり、熱いバトルが繰り広げられるリング上と共にその豪華な“観覧席”についても『ボクシング見てたらHIKAKINとSEIKINおるやーん!笑』『ダメだ~、やっぱりヒカキンさんとセイキンさんが気になって試合に集中できない』『ヒカキン以外に千原ジュニアもいて完全にウォーリーを探せ状態で試合に集中できない』との反応がSNSに上がっています。また、ヒカキンらが座った観覧席に関して“10万円を超える”VIPシートだとする証言もありますが、芸能界の“ゴッド姉さん”こと和田アキ子はそのさらに数列前のほぼ最前列の席に座っていましたからね。さすがの一言です」(テレビ誌ライター)
豪華すぎる応援団を前に、見事な勝利を成し遂げた井上のガッツに祝福を送りたい。
(木村慎吾)