大みそか恒例番組「ガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル(仮)」(日本テレビ系)の収録中に腰の骨を折り全治2か月のケガを負うという災難に見舞われた俳優の佐野史郎。このことについてダウンタウン・松本人志が11月17日に放送された番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演して謝罪している。
「佐野の骨折は11月6日、『ガキ使』の“液体窒素を入れたペットボトルが破裂する力で空中に数センチ浮く”という企画に挑戦した際に起きました。このことについて佐野は『番組放送に関しましては、私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております』と番組を気遣いコメント。それに対し松本は『すごく大人の対応をしていただいた。スタッフも反省と感謝しかないでしょう』と佐野に感謝の言葉を伝えていました」(テレビ誌記者)
しかし、ここから“松本節”炸裂。年末の「ガキ使」の過酷なロケを念頭において「僕としては佐野さんにゴネてもらって番組が…」と本音がポロリ。MCの東野幸治が「やりたくないだけでしょ」とツッコミを入れる一幕もあった。また、「1日も早く元気になってもらいたい」と佐野の回復を願いながらも「浜田が悪いでいいんじゃないですか」と言ってスタジオの笑いを誘っている。しかし、この言葉が一部視聴者から反感を買う羽目に。
「ネットでは『謝罪を笑いに代えてるなんてな。やっぱクズやな』『なんでも笑いがとれればいいと思ってるのではないでしょうか?』など非難の声が上がりました。松本にしてみれば、暗いニュースを笑いに転じて、明るい方向に持っていったつもりなのでしょうが、残念な結果になってしまいました」(スポーツ紙記者)
ネットでは他にも「笑ってはいけないが本当に笑えない日が来そうだな」「日テレ番組の謝罪をフジテレビでして大丈夫なのかな」など、先走ってあらぬ心配をする声も。
ちなみに佐野は11月17日更新のブログで「日々順調に治療を進めています」として「今回の事故、現実というドラマと、俳優としては受け止め、はっぴいえんどの救いの物語りとなるよう、最後まで集中して演じなければ!!プロなのだから」と締めくくっている。なんにせよ、佐野の大人の対応には頭が下がる。
(窪田史朗)