10月16日、嵐・大野智がジャニーズ事務所に入所して25周年を迎えた。芸能生活が四半世紀にもなる嵐のメンバーは、大野だけ。11月26日の誕生日で39歳になり、メンバー最年長でもある。嵐は20年の大みそかでいったん活動を休止するため、40の大台に乗った大野はしばらく、一般人としての時間を謳歌することになる。
94年に入所して、99年に嵐に加入するまでのおよそ5年間はジャニーズJr.だった。このときに出会い、のちに親友となった俳優・町田慎吾は、10代の大野を形成したといっても過言ではない。アイドル誌のライターが当時を振り返る。
「2人は同じ日に入所して、同じ東海大学付属望星高等学校の出身。ともに、すぐに中退しました。Jr.時代は『大町コンビ』として活動。大野が弱冠17歳で座長を務めたミュージカル『ジャニーズ・ファンタジー KYO TO KYO』に出演したとき時は、一緒に京都の旅館に長期滞在しました。嵐結成と同時に袂を分かち、町田はMusical Academyというダンスユニットに身を置いたあと、退所しました」
主演舞台「溶けてゆく弟」が11月27日から上演される町田。生きる場所は違っても、2人はいまだ輝くステージに立っている。大野は町田が退所する際、「心友」(しんゆう)という言葉を送ったことから、今でも密な関係が続いているようだ。
嵐の前が町田なら、嵐の後は意外な先輩が親友だ。ダチョウ倶楽部の上島竜兵だ。
「10年に放映された連ドラ『怪物くん』の共演を機に親しくなり、今ではプライベートで飲む仲。この数年で、大野がもっとも気を許している先輩でしょう。17年には、大野が上島の誕生日に、“クルリンパ”で使える帽子をプレゼント。後日その帽子は、ダチョウの公式Instagramで紹介されました」(前出・アイドル誌ライター)
同年にオンエアされた「嵐にしやがれ元旦SP」(日本テレビ系)では、菅田将暉、Hey!Say!JUMP・知念侑李、上島と大野による“大野会”が集結。貴重な4ショットが実現している。同番組では昨年、大野が操縦する船でマグロを釣り上げる企画で、上島が“大野の友だち”として出演。放映時間は20分ほどだったが、5時間もクルーズ。ラストは恒例のキスで幕を閉じている。
10代で町田、20代で上島という友を手に入れた大野。芸能界と距離を置く40代以降は、誰と出会い、どんな時を刻むのか。その航路は気になる。
(北村ともこ)