11月23日に放送された「逃走中15周年記念!50周年のサザエさんとコラボSP」(フジテレビ系)にて、NEWSの手越祐也が初参戦にて華麗な立ち回りを見せ、視聴者から「これはやはりジャニーズ忖度なのか!?」との呆れ声が飛びまくったようだ。
スタート直後は「緊張感スゴいね、やっぱスリルが半端じゃない」と初参戦ならではの感想を漏らしていた手越。しかし数分経って雰囲気に慣れてくると「一番の財産はテレビの出尺」と本音が飛び出る始末だ。
「残り81分で最初のミッションが発動されると、『僕は多分逃げ切れます、(ハンターが)6体いても』と自信を見せつつ、『か弱いレディがいる限り守らないと』といつもの王子様ぶりを発揮。まだ序盤ゆえ、この辺ではまだ手越らしさの表れとして視聴者も構えずに見ていたことでしょう。しかしその後の展開があまりにもご都合すぎたのです」(テレビ誌ライター)
残り66分ではハンターに発見されるも、手越は動いていないエスカレーターを駆け上って上階に逃げ、ハンターを巻くことに成功。しかし発見時の距離が近かったことから、視聴者からは〈あれで逃げおおせるのは都合よすぎる〉との指摘が挙がっていたのも当然だろう。
残り56分ではじゃんけんミッションが発動。サザエさんに勝てば賞金の増加額が倍増する一方で、負けると目の前で新たなハンターが放出されるという一か八かの危険なチョイスだ。ここでも手越は果敢にミッション挑戦を宣言したのだが…。
「移動中の手越がエスカレーターを降りていくと、降り場から5メートルほどしか離れていない場所にハンターの姿が。ところが『ヤバイ!』と叫んだ手越は上階に戻るのではなく、そのままエスカレーターを降りて逃げたのです。するとハンターは手越が降りきってから追走を始め、これには『ハンター、忖度しすぎ!』と視聴者もドッチラケ。しかも角を曲がって逃げる手越に対し、ハンターはなぜか角を大きくまわるなど、手越の逃走をアシストする始末。さすがに二度もハンターから逃げ切ってしまうと、手越びいきもあからさますぎるというものでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
手越は「人生もそうだけど、さらにランクアップとか上を目指すには、それなりのリスクを背負う必要が絶対あると僕は思っているので。だから(ミッションに)行く」と大見得。もはや「逃走中」が、手越による手越のための番組と思わずにはいられない場面だったことだろう。この流れを見れば誰しもが予想できるように、手越はじゃんけんミッションでも当然の勝利をゲットしていた。
最終的には、第三のミッションでハンターが合計24体に増加し、さすがの手越も残り8分でついに確保。しかし逃走終了後には敗者限定の“お小遣いボーナス”ゲームで那須川天心とともに二人だけの挑戦者に選ばれ、見事13個もの財布を拾い集めて生還に成功していた。そんな「手越まつり」にはもはや、視聴者も〈ゲフー〉とおなかいっぱいだったに違いなさそうだ。
(白根麻子)