11月28日発売の「週刊文春」が、婚活サバイバル番組「バチェラー・ジャパン」(Amazonプライムビデオ)のヤラセ疑惑を報じた。記事によると、番組で毎回脱落していく女性メンバーなどは最初から決まっていたという。
「『バチェラー』は、セレブでイケメンの独身男性を複数の女性が奪い合い、最終的に1人が選ばれるという内容です。『文春』が出演者や関係者を取材したところ、脱落する女性の選別にバチェラーの意思は関係なく、すべては事前に台本で決まっていたのだとか。また、出演者同士のギスギスした会話や、バチェラーが女性を池に落とすという過激な展開なども、すべて筋書き通りだったというのです」(テレビ誌記者)
そんな同番組は最終回にて、ホステス女性が選ばれたものの、放送後にすぐに破局。そして別の参加者であるぶどう農家の女性とバチェラーが交際を開始したため、ネットが大炎上した。しかしこの判断も、元々バチェラーは、ぶどう農家の女性を希望していたにもかかわらず、制作側からホステスを選ぶよう指示があったからだという。
今回の報道後、ネットでは「知ってた」「ヤラセだと思ってなかった奴なんているの?」と、番組の仕組みを予め理解していたかのような感想が相次いだ。しかし放送時は、番組を真に受け、出演者に誹謗中傷を繰り返す視聴者で溢れかえっていたという。
「配信期間時は、全てをリアルだと思い込んだ視聴者が、ネット掲示板での誹謗中傷だけに留まらず、わざわざバチェラーカップルのSNSを荒らす事態に発展。そのコメント数は数千件以上にも及び、中には人格を否定するような度が過ぎた書き込みもあったのです。ですが今回、関係者によってヤラセが暴露されたことで、番組に乗せられて誹謗中傷していた視聴者は赤っ恥をかいたということになるのかもしれません」(前出・テレビ誌記者)
今回の文春は、台本なしのリアリティーショーだと銘打っておきながら、視聴者を裏切る悪質な制作側の体制、そしてバラエティ番組を本気にして出演者を攻撃している視聴者に対し、一石を投じたかったのかもしれない。MCを務めた今田耕司、藤森慎吾、指原莉乃はいま、何を思っているだろうか?