元卓球日本代表で現在は台湾在住の福原愛が、台湾で初めての経験を明かした。福原は自身のインスタグラムにて12月9日、台北からほど近い海沿いの観光地・淡水を訪れたと報告。「初淡水」とアピールするとともに、「初めて台湾の地下鉄に乗りました」と説明。どうやら台湾で初の地下鉄路線である台北捷運淡水線を利用して、淡水に足を運んだようだ。
その福原はリオ五輪後の16年9月1日に、台湾代表の卓球選手・江宏傑と結婚。それ以降、台湾に居を構え、いまでは二児の母となっている。そんな福原の初地下鉄報告に対して、驚きの声があがっているという。
「台湾の地下鉄は淡水線の開通が1997年と歴史は浅いものの、今では市民にとって日常の足として広く利用されています。台湾旅行の経験がある人なら、日本の地下鉄と同様の便利さを実感したはず。ところが福原は市民の足である地下鉄をこれまで利用していなかったというのですから、一部からは《どんなセレブだよ!?》と驚きの声があがっているのです。結婚前には江選手といっしょに観光名所でもある龍山寺を訪れていたようですが、普通の観光客なら地下鉄で向かう同寺も、福原はタクシーなど車移動だったのでしょうか」(台湾事情に詳しいトラベルライター)
もし福原が「日本で地下鉄に初めて乗った」と言いだしたら、ほとんどの日本人は驚くことだろう。だが彼女が台湾の地下鉄を未経験だったことは、決して驚くべきことではないという。トラベルライターが続ける。
「大物卓球選手同士の夫婦ゆえ、二人が台湾随一の大都市である台北市に在住だと思い込む人も多いことでしょう。しかしさにあらず。二人の愛の巣は、江選手の出身地でもある台南市に購入した高級マンションなのです。台南市は人口190万人ほどの大都市ですが、地下鉄は未だ計画中の段階。そもそも地下鉄は台北のほかに台湾第二の都市である高雄、そして国際空港へのアクセス路線でもある桃園の三カ所にしかありません。一方で福原は幼き子二人の育児に追われていますから、拠点の台南市を出て地下鉄のある台北や高雄にいく機会がないのも当然でしょう」(前出・トラベルライター)
台南は「台湾の京都」とも呼ばれる美しい古都。そこで伸び伸びと子育てする福原にとって、地下鉄は都会に出た時にだけ乗るアトラクションみたいなものなのかもしれない。
(白根麻子)