最近出会った人、感じはいいんだけど、2人で会おうかどうか迷っているんです──そんな女性にオススメしたいのは、その男性とのスキンシップを想像してみることです。手をつないでもいいなと思うなら、生理的に相手を受け入れられる証拠。一度は2人で会ってみて、それから判断してみてはどうでしょう。
人間、一目惚れをすることって、そうそうありませんよね? でも、一目惚れではないからといって、恋愛に発展しないとは限らないのです。むしろ、最初のうちはいい友だちで、そこから付き合いを重ねていくうちに、とても信頼し合える、友だちのような男女の愛が生まれることも意外と多いのです。
このような、友情にも似た恋愛のことを、心理学では【ストルジュの愛】といいます。ロミオとジュリエットのように激しくて劇的な恋愛とは違いますが、長く深く愛し合える関係になりやすいのです。つまり、ストルジュの愛は、結婚に向いている愛の形といえるのです。
もちろん。友情から始まる恋愛だからといって、長い時間をかけなければいけないわけでもありません。最初のデートでピンときたなら、そのままお付き合いをしてみるのだって“アリ”なのですから。だって、実際に2人で会って手をつないだりしてみないと、本当に相性の合う相手かどうかは分かりませんからね。
迷っているなら、まずは2人で会ってみることです。それに、あなたはもう大人の女性です。2人で会ってみて「やっぱり付き合えない」と思ったら、そうしなければいいだけの話です。かといって、その男性と音信不通になる必要はありませんよ。むしろ、親しい男友だちとしてキープしておくのがよいでしょう。
一度はデートをしたということは、好感は持っているということ。恋人になれないと思ったとしても友だちとなり、今度はその男性の周囲にいる人たちとの出会いを期待してもいいわけです。相手が成熟した大人の男性なら、そのあたりのこともちゃんと理解してくれるはずですよ。
大人ひとりの後ろには、少なくても100人以上の人脈はある。出会った男性と恋愛には至らなくても、しっかりとゲットしておきましょう。
(恋愛カウンセラー・安藤房子)