ゴツいリーゼントにサングラス、裾の長い学ラン姿と、ツッパリの王道スタイルで人気のロックバンド、氣志團。千葉県木更津市で結成されたこのグループの地元愛が話題になっている。
12月25日に配信された「週刊女性PRIME」によると、9月9日に上陸した台風15号で被災した同県の鋸南町に住む漁師の茂串至孝さんの自宅は全壊したという。その後片付けに追われていた同月22日、茂串さんの家の前を10人ぐらいの男性集団が通った時だった。
「うちの惨状を見て“あとで来るからね”と言ってくれた。その人たちは午前中に高齢女性の家を片づけたあと、約束どおり、昼ごろから作業を手伝ってくれたんです。手慣れた感じで黙々と、泥だらけになりながら日が暮れるまで」(茂串さん)
名札も何もつけていない集団だったので、茂串さんが名前を尋ねると「氣志團の綾小路翔です」と答えたという。氣志團のメンバーはその翌週も茂串さん宅を訪れ、片づけを手伝ったそうだ。
「この報にネット上では『地元愛を感じます』『なんとも気持ちの良い話だ! スカッとするね』『男気、こりゃ本物だ』など絶賛のコメントが書き込まれています。さらに、避難所にいたという人からは『貴方達から寄付されたお水を沢山頂きました』など感謝の声もあがっているそうです」(芸能ライター)
災害対策よりも散髪を優先していたのは森田健作千葉県知事。「俺は男だ」という前に、氣志團の爪の垢でも煎じて飲んでほしいものだ。