カメレオン俳優の異名をとる中村倫也が映画「水曜日が消えた」に主演。その役柄が特異過ぎるため、今年5月の公開を前に早くも注目を集めている。
「この映画は曜日ごとに入れ替わる7人の“僕”が主人公の物語。その中でも一番地味な火曜日の“僕”の視点を通して物語が描かれています。ネットでは、早くもそのビジュアルを公開。予告編動画ではウッドベースを弾いている“僕”、絵を描いている“僕”など、ファッションや嗜好も全く違う“僕”が登場しています」(映画誌ライター)
中村は、今回この奇想天外な役を演じるにあたり、映画の公式サイトで「完成した画が予想できない脚本でした。また自分が7役演じることも『やっかいだなあ~』と。笑」とコメントしながらも「ザラッとした、じんわりと温かい手触りを残せる作品になっていると思います。ご期待ください」と、仕上がりに自信を見せた。まさに“中村倫也七変化”。ファンにとってもたまらない作品のようだが、この映画に、あのドラマのファン達もザワつく事態となっている。
「ツイッターでは、『月曜日はゴンさんが 火曜日はマァくんが 木曜日は双葉荘の倉田さんが ほのかに見える気がするのは私だけ?』『月曜日はゴンさんで木曜日は倉田さんじゃん』などといったつぶやきが数多く上がっています。“ゴン”とは、今年7月期のドラマ『凪のお暇』(TBS系)の安良城ゴン、“マァくん”とは2018年上半期の朝ドラ『半分、青い。』(NHK)の朝井正人、そして“倉田さん”とは2016年に放送されたドラマ『双葉荘の友人』(WOWOW)で演じた画家・倉田誠司のことです」(エンタメ誌ライター)
公開されたビジュアルでは、月曜日はワイルドなヘアスタイルでけだるそうにタバコをふかす中村が、火曜日はネクタイを締め整ったヘアスタイルの中村が、木曜日は眼鏡をかけて絵具のパレットを持った中村がそれぞれ映し出されており、それが各ドラマのキャラクターと酷似しているというのだ。
「とにかくこの映画は中村ファンの間で大きな話題になっていて、ネットでも『好きなのは火曜日くんのようなタイプです』『私は土曜日が好きだっ!』など大いに盛り上がっています。中には『ビジュアル公開 え、え、選べない…』と声を震わす歓喜のコメントも寄せられています」(女性誌記者)
7人の中村の魅力が凝縮されたこの映画。ファンならずとも、大いに気になるところ。公開が今から待ち遠しい。
(窪田史朗)