西前頭2枚目は、今夏の大ヒットアニメ「天気の子」(東宝)でヒロインの声優を務めた森七菜だ。
「最近はモデル出身の若手女優が多いですが、そうではない彼女は好感度が際立つ。ヒットした『天気の子』もドラマ『3年A組』(日本テレビ系)も、天才的な演技を見せる彼女の起用は大きかったと思います。さらに来年には岩井俊二監督の『Last Letter』(東宝)も公開されますが、この出会いも大きな財産になると思います」(美少女研究家・高倉文紀氏)
記念すべきNHK朝ドラ100作目の「なつぞら」(19年)でヒロインとなった広瀬すずは、演技力については賛否が分かれるところだが、ただ、誰の目も引きつける“華”においては極上品。
「17歳で米兵に暴行される役を演じた『怒り』(16年、東宝)は、迫真の形相。一部で『何をやっても広瀬すず』と言われることはあるが、ある意味、カラーが確立されている証拠でしょう」(芸能評論家・織田祐二氏)
この透明感に対抗するのは、今年ブレイクを果たした白石聖だ。石原さとみ似の美少女ということで注目されたが、それだけではなかった。
「狂気をはらんだ女子高生を演じた『絶対正義』(フジテレビ系)は、ネガティブなキャラクターを持つ彼女の闇の部分が引き出されていました。その後に『ゼクシィ』のCMに起用されたことで、若手の登竜門を見事にキャッチしたことになります」(前出・高倉氏)
唇の色っぽさは本家・石原以上か?
新世代のヒロインはまだまだ続く──。