昨年12月31日から、ドキュメンタリーシリーズ「ARASHI’s Diary -Voyage-」(Netflix)の配信が開始された。同番組は嵐が活動休止する年末まで、毎月不定期に配信されるという。
「嵐のドキュメンタリーは今後、20話以上制作され、世界190カ国で配信される予定です。まず、今回の第1話では、嵐が出演した『天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典』の密着映像や、これまでの発表楽曲ダイジェスト、そしてメンバーの個別インタビュー映像が流されました。そこでは大野智が『会見では3年前から(活動休止の気持ちが芽生えた)と言ってるけど、十何年前からだから』と語ったり、松本潤から『俺は本当に愛するものを自分の手で殺そうとしてるんですよ』と過激な発言が飛び出すなどし、注目を集めています」(テレビ誌記者)
そんなインタビューでは、メンバーそれぞれの印象的なフレーズを切り取って、小刻みに画面を切り替える予告編のような構成となっていた。例えば、二宮和也が「(活動休止で)燃え尽き症候群にならないように」と語れば、すぐに櫻井翔の「燃え尽き症候群になろうとしてる」という対照的な心情を表す映像が挟まれ、前後の文脈はあまり使われていない。これらの編集に対し、一部ファンからは不満の声があがっているという。
「嵐のドキュメンタリーが配信されると、Netflixの公式ツイッターアカウントには、ファンから『切り貼りし過ぎで、余り伝わらなかった。もう少し一人一人の気持ちがきちんと伝わるように作って欲しいです』『インタビューが細切れで本人達が言いたいことが伝わらない可能性のある編集でしたね』『今後はそのままの言葉を聞かせてほしい』といった不満や要望が殺到しています。今回は第1話ということで、あえてそういった編集にしたのかもしれませんが、最初からメンバーの言葉をじっくり聞きたいと思ったファンは多いようです」(前出・テレビ誌記者)
また、脳科学者の茂木健一郎氏も「嵐のNetflixのドキュメンタリー、編集の仕方が、日本のドキュメンタリー番組風(たとえばNHK風)で、ぼく個人が期待していたのとはちょっと違っていました」「もっと面白いものにするためには、嵐そのものを追うのもいいけれども、ファンの方々や、ジャニーズ事務所のスタッフの様子ももっと映さないとダメだと思う」とツイッターで指摘している。
はたして、嵐の活動休止までに視聴者を納得させる映像を流せるだろうか。期待したい。