3月30日に開幕するフィギュアスケート世界選手権。過去に3度の優勝経験がある浅田真央選手に期待するファンが多い一方、フィギュア界は若い新星たちの台頭が目立つ。
「男女ともにフィギュア界は世代交代が進んでいます。いまや浅田真央選手が25歳と大ベテランの位置にあり、同世代は24歳のアシュリー・ワグナー選手くらいです。表彰台に絡んでくる有力選手ではグレイシー・ゴールド選手が20歳、本郷理華選手が19歳。シニアデビュー3年目の宮原知子選手が18歳、今季シニアデビューしたエフゲニア・メドベージェワ選手が16歳と若い選手の活躍が目立っています。特に、メドベージェワ選手は今季、GPロシア大会で2位となった以外は出場大会すべてで優勝。残るタイトルは世界選手権だけですから、その勢いに乗って優勝を狙ってくるでしょう」(スポーツライター)
また、スポーツ紙記者もこう語る。
「メドベージェワ選手のすごさは、SPではジャンプをすべて後半に入れて1.1倍の得点になるように、FSでは7つのジャンプのうちの5つを後半にしたうえで、高難度の3回転・3回転の連続ジャンプを1つ後半に入れて高得点を狙っているところです。しかもロシアの選手はジャンプの時に加点がつくように片手をあげて難易度を高めていますから、かなりハイレベルな争いになるのは間違いない」
ベテランならではの演技ができる浅田選手はもちろん、本郷選手、宮原選手にもロシア勢に負けず頑張ってもらいたい!
(芝公子)