俳優の渡辺謙が、1月26日都内で行われた映画「Fukushima 50」(若松節朗監督・3月6日公開)のワールドプレミアに登場した。
目下、不貞問題でワイドショーを席巻している東出昌大が娘の杏の夫とあって、舞台上での発言に注目が集まっていた渡辺は、キャストの佐藤浩市、吉岡秀隆、緒形直人、平田満、萩原聖人、佐野史郎、安田成美そして若松節朗監督と共に登壇。
渡辺は「『当時は電源がなくてテレビも見れない、パソコンもつかない、ケータイもうまく見れない状態でいろんなニュースが噂で飛び交っていましたが、この映画で真実を知ることができました。ありがとうございました』という言葉で自信をいただけました」と、被災地の方からの言葉に勇気づけられたと明かし、世界73の国と地域で公開されることも発表されると、「郡山から発信したものが東京にきて、全国に、そして世界に向かってこの映画を届けるためにタイトルが英語表記になっています。“Fukushima”は今、ポジティブに扱われるワードではありませんが、この映画を見ていただければ『こんな男たちが世界を救ったのかもしれない』と、何か素晴らしいパワーを届けられると信じています」と熱っぽく語った。
「また、大の阪神ファンで知られる渡辺さんは、巨人ファンの若松監督が巨人のメガホンを手に現場で『よーい、スタート!』とやるのに閉口したと笑わせていましたが、3日前に報道された杏さんに関しては何も語りませんでしたね」(芸能ライター)
渡辺はワールドプレミアの前日には自身のツイッターで「やって来ました朝食会。エッグベネディクトとマッシュルームスープ。中々気仙沼では出ないものにみんな喜んで頂きました。昨晩の「フクシマ50」の試写会も盛況で、当時を思い出される方も多かったです。決して忘れてはいけないもの、、、」と、気仙沼のカフェでの食事会の模様を発信し、エッグベネディクトの写真を投稿しているが、こちらには「こんなときに何してんの」「謙さんエッグベネディクトどころじゃないでしょ」「娘さんを助けてあげて!」といったリプライがついてしまっている。
「東出さんの不貞は、杏が第3子となる長男を妊娠していた2017年から始まっていましたが、同時期に渡辺さんも、当時妻だった南果歩さんが闘病中にも関わらず、一般女性と不貞に走っていたことが報じられていましたからね。渡辺さんとしては娘婿の不貞を怒鳴りつけて怒りたくても怒れないのでしょうね(苦笑)」(前出・芸能ライター)
東出の行いで娘は傷つき、忘れられかけていた自身の過去の不貞問題まで蒸し返されてしまった渡辺にしてみれば“憤まんやるかたない”心持ちなのは間違いのないところだが、娘婿を非難すれば「お前が言うな!」と逆に世間の批判を浴びてしまうことは明白。娘に降りかかった災難には映画のように立ち向かうことはできないようだ。
(石見剣)