桐谷健太と東出昌大がW主演するドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(テレビ朝日系)の第3話が放送され、平均視聴率が前回より0.6%アップして10.3%を記録。東出の不貞行為騒動で下がった視聴率も二桁台に戻り、スタッフもホッと胸をなで下ろしていることだろう。
「前回は騒動発覚直後の放送で、全ての世代の女性視聴者及び、中高年男性視聴者のおよそ3割が脱落。二桁を割り、今週はどこまで下がるのか気に病むスタッフもいましたが、踏みとどまるどころかV時回復。これには驚きました」(テレビ誌ライター)
このドラマは、元高校体育教師の新米刑事・仲井戸豪太(桐谷)と東大出身の超エリート検事・真島修平(東出)の異色コンビがタッグを組むバディもの。第3話では、バーの店内で男性オーナーの遺体が発見され、初めての殺人事件に二人とも手柄を立てようと大張り切り。
「所轄と地検に加え、今回は県警捜査一課が捜査の指揮をとり、三つ巴のバトルに発展。しかしその面白さもさることながら、東出演じる真島と上司である部長検事・樫村(柳葉敏郎)とのやりとりが“タイムリー”過ぎてネットでも大きな話題を呼んでいます」(放送作家)
それは真島検事が逮捕するかどうか、悩みに悩み、思わず妄想を膨らましてしまう場面。
「判断を誤った真島は『申し訳ありません!』とエビのように体を折って謝るも上司の樫村に『お前、終わったな』と言われ、膝から崩れ落ちるシーンに『“お前終わったな”って言われてたww』『まさに今の東出昌大』『リアルすぎるwww』といったコメントが。さらに真島検事が『ああ…僕は、どこでミスったんだ』と大げさに嘆き悲しむシーンにも『3年前でしょ』といったツッコミコメントが寄せられていました。まるで不祥事を起こして復帰したお笑い芸人が、自身のしでかした不始末をネタにして笑い飛ばすコントのようなワンシーン。今回は、ある意味“神回”なのかもしれませんね」(前出・放送作家)
「HERO」「ガリレオ」シリーズを手掛けた脚本家・福田靖氏の絶妙な脚本には、芸能界からも驚きの声が上がっている。
「こうした自虐的なシーンが今後も展開されるなら、ドラマの視聴率を落とさずに済むかもしれない。主演作を共に作り上げるキャストやスタッフさえ失望させなければ、俳優として今後も復活する可能性は十分にありますよ」(夕刊紙デスク)
「ケイジとケンジ」。今後の視聴率と共に、東出の自虐ネタからも目が離せない。
(窪田史朗)