昨年6月に有罪判決を受け、執行猶予中の俳優でテクノバンド「電気グルーヴ」のピエール瀧が2月2日、俳優活動を再開することが明らかになり、物議を醸している。
「ピエール瀧は、昨年6月に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けましたが、来年公開予定の映画『ゾッキ』で俳優復帰。この映画は風変わりな人々の日常をシュールに描いた作品。俳優の竹中直人、山田孝之、斎藤工の3人が監督を務め、来月下旬から撮影に参加する予定です。復帰を後押ししたのは、この作品の監督でありプロデューサーにも名を連ねる山田。彼は、2013年に公開された主演作『凶悪』でピエールと共演以来、その演技力を高く評価してきました。昨年、配信され大人気となったNetflixが制作した山田主演のネット配信ドラマ『全裸監督』にも出演していますが、年内配信が決まっている『全裸監督2』への出演も決まっているようです」(スポーツ紙記者)
これには「いくら何でも甘すぎる」「せめて執行猶予中は芸能界には復帰しないで欲しい」といった否定的な意見が噴出。しかしこれに対して「損害賠償などで迷惑もかけており、早く復帰してもらわないと困る人もいる」といった“復帰肯定派”の意見も聞かれる。
しかし、芸能活動再開の噂が出ているのは、何もピエール瀧ばかりではない。1月31日に初公判が行われ即日結審。2月6日に判決が言い渡される女優・沢尻エリカ被告にも、早くも“女優復帰”の噂が流れている。
「沢尻は法廷で『女優への復帰は考えていません』ときっぱり否定していますが、所属事務所は、復帰プロジェクトについて知恵を絞っており、『姉とも慕う蜷川実花監督が手掛ける映画かドラマの企画がある』と2日に配信された『日刊ゲンダイDIGITAL』では報じられています。地上波のドラマはあり得ないとしても、映画や日本とは違い法律違反の薬物で逮捕された俳優の作品が公開中止になることもないアメリカ資本のNetflixなどでの復帰の可能性は十分にあるのでは」(前出・スポーツ紙記者)
ピエール瀧は、反対派を黙らせる演技を見せることができるか、注目したい。
(窪田史朗)