リリー・フランキーと斎藤工によるW主演深夜ドラマ「ペンション・恋は桃色」(フジテレビ系)。東京のはずれにあるさびれたペンション「恋は桃色」のオーナー・シロウをリリー、その娘・ハルを伊藤沙莉、その父・キヨシを細野晴臣、シロウに声をかけられ工事現場のバイトを辞めてペンションに住み込んで働くようになったヨシオを斎藤が演じ、演技なのか素なのかがよくわからないほどのリアリティを醸し出していると話題になっている。
特に1月30日放送の第3話まで出演していた筧美和子の魅力は、リリーによって最大限に引き出されたと言っていいだろう。
「筧は最近、頭が悪そうに見えて実は計算高いキャラを次々と好演し、女優としての確固たるポジションを築きつつあります。このドラマで筧が演じたのは、どうしようもなく男にだらしないキャラ。浮気を繰り返すことから恋人に叱られ、偶然にも逃げ込んだペンションが『恋は桃色』で、シロウに『つき合おう』と交際を申し込み、デレつくシロウを利用して追いかけてきた恋人を追い払ってもらおうとするも、最後には元のサヤに収まるという展開でした。こうした女性キャラばかり演じていると同性から嫌われがちですが、筧は嫌われていません。なぜなら“筧に迫られたら断れる男はいない”というあきらめの境地にドラマの中で立たせてもらえるからにほかなりません。今作で筧に腕を組まれ、ムニュッと音が聞こえてきそうなほど胸を押し付けられた時のリリーは、演技とは思えないほど鼻の下を伸ばしてデレデレ顔になり、スキップでもしそうなほど浮かれていましたからね」(テレビ誌ライター)
計算があろうがなかろうが、豊かな胸を押し付けられた男性は理性が吹き飛ぶことをわかりやすく見せてくれたリリー。筧にとって最高のアシストだったと言えるだろう。