今、会社員の働き方が見直され、福利厚生もさらに充実してきています。育児休暇などはどの企業でもみられるようになりましたが、最近では、プラスアルファの福利厚生が生まれてきているのです。そこで、女性にうれしい福利厚生を実施している企業の例を紹介していきましょう。
■ピル服用支援
女性の健康情報サービス『ルナルナ』を運営するエムティーアイ社は、生理痛や月経前症候群に悩む女性社員を対象に、新たな福利厚生制度「オンライン診療を活用した婦人科受診と低用量ピル服薬の支援プログラム」を、2020年2月より開始しました。中でも、低用量ピルの服用を支援する福利厚生制度は、まれにみる制度です。
同社がルナルナユーザーにも実施した「生理痛やPMSの仕事への影響とピルの服薬に関するアンケート」でも、生理痛やPMSなどの症状が仕事に影響があると感じている人は、86.6%にも上っていました。ピルを服用中の人は「生理痛が軽減した」(50.4%)、「PMSが改善した」(37.3%)などのメリットを感じていることから、ある一定の女性にとってはうれしい福利厚生といえそうですね。
■妊活休暇
サイバーエージェント社では、不妊治療中の女性社員が、治療のための通院等を目的に休みを取得できる「妊活休暇」を設けています。月1回まで取得可能で、急な通院や体調等にも考慮し、当日取得もできるそうです。
これらの福利厚生、まさに女性にとっては“かゆいところに手が届く”手厚い制度といえそうです。