女優・上白石萌音と俳優・佐藤健が共演するドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)の第8話が3月3日に放送され、平均視聴率12.1%とまたもや番組最高を更新。ネットでは共演する“たけもね”コンビを絶賛するコメントが噴出している。
「第8話では七瀬(上白石)に好意を持つ上条(清原翔)が、天堂(佐藤)から暴力と精神的な苦痛を受けたとして訴えを起こします。悩んだ七瀬は上条の訴えを取り下げさせるために、天堂から身を引くことを決意。日浦総合病院をやめ、誰にも告げずに鹿児島へ帰るといった切ない流れでした」(テレビ誌ライター)
しかし、ここから“どんでん返し”が始まる。鹿児島の小さな診療所で働き始めた七瀬の元に、天堂の姉・流子(香里奈)から電話がかかってくる。七瀬が電話を取ると「何考えてんだバカ」と天堂本人の声が。涙をこらえながら「もう心配しないでください」と強がる七瀬。すると、実は近くまで来ていた天堂が、後ろから七瀬をバックハグして「勝手にいなくなるな、ずっと一緒にいるって言っただろう」とささやくのだ。
この構成にこそ、視聴者のハートを掴んで離さないテクニックが隠されているという。
「このシーンはドラマの最後、Official髭男dismのエンディングテーマ『I LOVE..』が始まるのと同時に展開されました。こうしてエンドロールに山場を持ってくることで、視聴率はずっと高止まり。さらに予告では、七瀬がシースルーの黒ワンピ姿で登場。カットが変わると、天堂が七瀬の頬を両手で挟み『俺がどんだけ我慢してると思ってんだ…』と思わせぶりなセリフが飛び出し、ワクワク感が募る。次週への期待感をこれだけ煽れば、第9話の視聴率更新も可能性大でしょう」(制作会社ディレクター)
七瀬が日浦総合病院をやめて鹿児島に帰る展開は原作漫画にないオリジナル。それだけに、視聴者に与えるインパクトも大きかったようだ。
(窪田史朗)