今は筋トレがブームですが、筋肉を増やすと同時に、無駄な脂肪を燃やすのも必要なこと。そのために、有酸素運動をする人も多いでしょう。その有酸素運動、実は夜より朝のほうがいいという噂が。本当なのでしょうか?
管理栄養士であるコーゲヨーコさんの著書「そのダイエットでいいの? あなたの人生を変えるダイエット 第1部:ダイエット編」(ごきげんビジネス出版刊)によれば、朝はグルカゴンという、血糖値が下がったときに分泌されるホルモンが脂肪を分解してくれるのだとか。さらに、朝は「排泄の時間」で体がデトックスモードに入っているため、運動をすると脂肪の分解や燃焼効果が上がるそうです。
また、東京医科大学教授の小田原雅人さん監修「今すぐできる! メタボを解消する40のルール」(学研パブリッシング刊)によれば、睡眠中は副交感神経が働いて体がリラックスモードになっており、体温も低く、脂肪が燃えにくい状態であることから、朝の運動は体を活動モードに切り替えるスイッチとなり、脂肪が燃えやすくなるのだとか。
朝の運動時における注意点として、前述のコーゲヨーコさんの著書では、朝起きてすぐ、空腹の状態での運動は避け、水分と軽食を取ることと、ストレッチや準備運動をしっかりすることが挙げられていました。
無理はせず、自分の体の声を聞きながら、朝の有酸素運動を積極的に行いたいものですね。