戦場カメラマンの渡部陽一氏が3月5日に放送された「ダウンタウンDX」に出演し、アフリカで感染症に襲われた恐怖を語った。
番組はこの日、「世界を熱狂させる日本人 デンジャラス体験」というテーマでトークを展開。渡部氏は、アフリカ・コンゴのジャングルで取材中、自身でテントを張って移動していたところ、巨大な煙幕のようなものが自分に迫ってきたと、衝撃の体験を語り始めた。
渡部氏は続けて「その煙幕をよく見てみると、自分の身体にまとわりついている」と表現し、独特の間のある語り口で「全部……蚊だったんですね」と明かすと、スタジオは悲鳴に包まれた。
さらに「蚊に全身を突き刺され、そのまま意識が遠のいてひきつけを起こし…」と自分の身に起きたまさかの状況を説明。「…マラリアに感染していたんですね」と、マラリア原虫による感染症にかかっていたことを告白した。
その後、渡部氏は難民キャンプの人にベッドに連れて行ってもらったというが、呼吸困難になり、死をも覚悟したという。すると一人の看護師が来て「僕の口に、ある液体をズボッと突っ込んで、強引に飲ませて抜いた」ところ「……元気になったんですね」と明かし、スタジオを大いに驚かせた。
一発で元気になった渡部は、そのまま南アフリカまで移動できたのだという。飲んだ液体とは、果たして何だったのか?
「渡部氏が『ファンタオレンジ』と種明かしするとスタジオは大爆笑。渡部氏は『アフリカのファンタは、ものすごくシロップ性が強くて味が濃くて凝縮されているんですね』と説明していました。ところが『その横にはファンタグレープとスプライトとコカコーラもあった』と付け加えると、松本人志から『ただのドリンクバーやないか!』と猛ツッコミ。ここまでいくと視聴者も“盛られた”エピソードと認識したようで、《絶対ガゼだと思うけど面白すぎる》《いやそれ絶対違うやつ!!》《医薬品ではありません》《コロナにも効かねえかなファンタオレンジ》といった茶化しの声がSNSにあがっています」(テレビ誌ライター)
いずれにせよ、渡部のトークは「すべらない話」で披露してもいいレベルだった。
(石見剣)