お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基が3月11日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に出演し、先輩の明石家さんまが犬にもお笑いの指導をしていたと語っている。
公私関わらずしゃべり続ける“お笑い怪獣”として知られるさんまだが、後輩芸人だけでなく、時には動物にすら厳しい笑いの要求があったようで、後藤はかつてロケ先での撮影の合間に「さんまさんが犬に向かって1人でしゃべってた」という不可思議な光景を目の当たりにしたと告白。
「犬のご飯を食べる皿が棚の上に置いてあんねん。それをさんまさんが下に置く。犬が寄ってくると、(皿の中に)何も入ってないからどっかへ走って行って」という作業をさんまは2度も繰り返していたと説明し、「ほんで、3度目はエサを入れて皿を置く。犬が来てそれを食べるやん。そしたら、さんまさん犬に向かって『いや、3回目は入ってんのかいって言え!』って話してた」と、笑いのルールを熱心に犬に教え込むさんまの様子を回顧。続けて、「カメラが回ってない中、部屋の隅っこで1人やってんねん。ヤバい人やで!」とお笑い怪獣の異様な私生活に驚いていた。
「お笑いへのこだわりが強すぎるさんまは、後輩芸人はもちろんのこと、笑いを取る必要がない女優の長澤まさみや元プロ野球選手の長嶋一茂らにも徹底的にバラエティ番組における“さんま流”を叩き込んできましたが、さすがに犬へのレクチャーには異様なものを感じますね。過去には後輩芸人が、さんまが楽屋で誰かと大声で談笑している最中に挨拶をするため扉を開けると、楽屋にはさんま1人しか居なかったという奇妙な体験を告白していました。もしかするとその時も“何か”に対して笑いの指導をしていたのかもしれません。ただし、こうした凡人離れしたエピソードこそ今のキャリアに繋がったとする声もあり、『本物の天才』『だからビッグ3なんだよ』という指摘も出ています」(芸能記者)
かつてさんまは、自身の特徴でもある枯れた声の声紋を調べてもらった際、「150歳の声」だと告げられ、一般サラリーマンの150年分をすでにしゃべっていると説明されたという。
まさに天職ともいうべき芸人の世界に生きるさんまではあるが、犬からすれば、はた迷惑かつ厄介なお笑い怪獣に見えて仕方がなかっただろう…。
(木村慎吾)