5月15、16日に東京・国立競技場で予定されている嵐の単独コンサート「アラフェス2020」を巡り、ファンの間に延期の噂が広がっている。同フェスのチケットは3月31日まで抽選申し込みを受け付けており、抽選結果は4月16日以降に明かされる予定。それまでの間に延期が発表されるのではないかというのだ。
「いくら国立競技場が屋外スタジアムとはいえ、数万人のファンが一カ所に集まればクラスター化のリスクが高まるのは必至。4月3日のシーズン再開を目指していたJリーグは、J1リーグの再開を5月9日に延期。プロ野球も現在のところ4月24日の開幕を想定しています。5月中旬の開催は微妙なところですが、嵐は今年末での活動休止をアナウンスしており、ただでさえコンサートは完売確実でプラチナチケット化。ウイルスの弱体化が予想される夏まで開催を延期するのが現実的な選択肢になりそうです」(芸能ライター)
そこで好都合なのが、東京五輪の1年延期で国立競技場のスケジュールに空きが発生したことだ。
「今秋にも活動休止前の全国ツアーが予定されている嵐ですが、東京五輪の開催期間中にはスケジュールを組んでいなかったはず。つまり7月24日~8月9日は比較的余裕があるわけで、そこに国立競技場コンサートをズラすことは可能でしょう。会場側にとってはいきなり空いてしまった日程の穴埋めに、満員が確実な嵐のコンサートは好都合。そしてファンにとっても、もともとの2日間開催から回数が増えてくれればチケットの当選確率が高まるので、三方ともに都合がいいわけです」(前出・芸能ライター)
2009年にはKAT-TUNが東京ドームで8日間連続公演を達成し、延べ44万人を動員した記録がある。その大記録を抜くためにも、今夏の国立競技場を嵐で染めてほしいというファンはいくらでもいることだろう。
(白根麻子)