キャスターの安藤優子が3月24日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)に出演し、海外のネットで広まっている不衛生な“コロナチャレンジ”について「怒りに震えます」と不快感を表している。
世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が続くパンデミックの状況下において、一部の海外ネットユーザーの間では消毒されていないドアノブや便器を敢えて舐め回す姿を収めた動画を投稿する、悪目立ちをしたがる若者が急増。これらは「コロナチャレンジ」などと呼ばれ、半ば炎上を想定したかのような行為でもあり、同番組ではその実際の映像が紹介された。
VTRを見終えた安藤は「酷いっていうか、気持ち悪いです」と一蹴。続けて「なに考えてるんだと。怒りに震えます」などとまくし立て、「テレビをご覧の皆様には、見るに堪えない映像で本当に申し訳ありません」と謝罪した。
「15時頃に流されたこの不衛生極まりない映像には視聴者も不快感を覚えたとする声が大半で、『おえっ!きったな!』『よくそんなアホなこと思いつくよね』『ガッツリ舐めててめっちゃ気持ち悪かった』という感想がネット上に多く見受けられました。また、そもそもこうした若者の悪ふざけ行為を取り上げて視聴者からの反感を集める意味があるのかという指摘も相次ぎ、『見るに堪えないならテレビで流すな』『地球が危機の時に公共の電波でそんなくだらない内容を取り上げる必要ある?』との声や、ひいては番組の顔である安藤に対する『謝罪するくらいなら放送前に止めなさい』などのクレームまで出ています。同番組が扱う情報に関して、安藤がどれだけの決定力を持っているのかは分かりませんが、結果的に制作サイドは番組MCに加えて、多くの視聴者を不快にさせてしまう格好となりました。もはや“誰得?”な特集だったとも言えますね」(テレビ誌ライター)
こうした悪ふざけ動画に精を出す若者を減らすには、報道すらせずにスルーを決め込むことが最も効果的であり、少なくとも番組MCがわざわざ“怒りに震えながら”見なければならない映像とは言えないだろう。
(木村慎吾)