お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が4月5日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、先月29日に新型コロナウイルスの感染で他界したタレントの志村けんさんとの思い出を振り返っている。
過去に「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)や「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)などで度々共演し、志村さんのコント番組にもゲスト出演したことのある松本は「毎日1回は志村さんのことを考えますよね。これはしょうがない。いつまで続くのかな?」と突然の別れを悲しんだ。
また、大昔に「志村けんのバカ殿様」(フジテレビ系)で共演した際のエピソードとして「本番以外は渡辺美奈代を横において、ずっと(渡辺の)膝触ってました」と明かすと、「『おはようございます』って言うて、渡辺美奈代が挨拶せえへんのがめっちゃ浜田(雅功)とキレてた」と突然の暴露でスタジオを沸かせた。
「笑いを交えながら志村さんへの追悼の言葉を残した松本でしたが、この“渡辺の挨拶シカト”エピソードには当時人気絶頂アイドルだった渡辺の天狗ぶりを物語る逸話だとして、ネット上では『渡辺美奈代、調子こいてたんだね。志村さんの隣ということで』『渡辺美奈代のそういう態度、目に浮かぶわ…』『当時のコント見てても渡辺美奈代の生意気な感じは伝わってきた』とよもやの“渡辺叩き”が勃発。もちろん松本からすれば冗談半分の暴露だったのでしょうが、ダウンタウンが『バカ殿』にゲスト出演したのは1995年と1998年の2回で、いずれもまだ彼らが芸能界の頂点には立っていないタイミングでの出演だった為、渡辺への愚痴は半ば“マジなトーン”だったのではないかとする反応さえ出ています」(テレビ誌ライター)
渡辺はアイドルとしてデビューしてからわずか3年後に「志村けんのだいじょうぶだぁ」(フジテレビ系)にゲスト出演を果たすと、そのセンスを見込まれ、番組の垣根を超えて“志村さんの隣”のポジションを獲得し、アイドル活動とコント番組出演を両立しながら人気をキープする稀有な存在感を発揮。後に、アイドルでありながら志村さんのコント番組でその才能を発掘されることになる優香や足立梨花、磯山さやか、高嶋香帆らのモデルケースとして、その礎を築き上げたことから、芸能界では“天狗になってもおかしくはないほど”の立場に君臨していたとも考えられる。
とはいえ、志村さんへの追悼コメントで松本からまさかの暴露をされてしまい、ネット民からの反感を買ってしまったことは、完全なるとばっちりとしか言いようがないが…。
(木村慎吾)