子育てをしながら正社員として働いたり、在宅ワークで子どもを見ながら働いたりと、現代のワーキングマザーは大忙しですよね。仕事と子育ての両立は言わずもがな大変です。
しかし、困難を乗り切り、仕事をしっかりとこなしながら息子2人を女手一つで育て上げ、2人とも東大に入れたというすごい女性がいるのです。それが、子育てアドバイザーで東京都議会議員としても活躍する入江のぶこさんです。
入江さんは、夫を飛行機墜落事故で失った後、テレビ局の社員として国際・編成・バラエティなどさまざまな部門で働き、管理職(部長)にもなり、フルタイムで働きながら、息子2人を1人で育てました。そこには、ワーキングマザーの仕事と子育ての両立ノウハウがありました。
著書「自ら学ぶ子どもに育てる-息子2人が東大に現役合格した、ワーキングマザーの子育て術-」(あさ出版刊)によれば、両立のコツは「自分にとっての“最優先事項”を考える」ことと、「育児・家事・仕事のすべてを完璧にしようと思わない」ことなんだとか。
入江さんの最優先事項は、「仕事をしっかりやること」と「1日の中で、短時間でもいいから子どもに集中し、濃密に向き合う時間をつくること」の2つ。全部を1人でやろうとせずに、メリハリをつけながら自分にとっての優先事項を効率的に実行することがポイントだといいます。
そのために、家事などはハウスキーパーに依頼していたそう。「家事を誰かに任せるなんて……」と躊躇する人もいますが、最優先事項に家事が含まれていないのなら、割り切って手放すのがコツといえそうです。
仕事でも成功し、子どもともしっかり向き合って東大に入れた入江さん。その両立術は非常にヒントになりそうです。