V6の井ノ原快彦が主演するドラマ「特捜9 season3」(テレビ朝日系)の放送が4月8日からスタート。初回平均視聴率14.2%と好スタートを切った。
「2017年3月に亡くなった渡瀬恒彦さんの主演ドラマ『警視庁捜査一課9係』が井ノ原主演で『特捜9』として生まれ変わり、2018年4月よりseason1が始まりました。全話平均視聴率は14.0%を獲得。season2も同13.0%をマークし、season3を迎えすっかりシリーズドラマとして定着しています」(テレビ誌記者)
井ノ原は、V6の中でも「MC担当」のイメージが強い。2010年から2018年3月まで、NHK朝の情報番組「あさイチ」の司会を有働由美子と共に務め、一躍お茶の間の人気者に。「出没!アド街ック天国」(テレビ東京)の司会も勇退した愛川欽也から受け継ぎ、このままトーク力を活かして元SMAPの中居正広のようにMCの道を極めるものとみられていただけに、「特捜9」の主役起用には驚きの声が上がったものだ。
「V6でデビューしたばかりの頃、ジャニーさんから『オーラがない』『そろそろ整形すれば?』と言われたことを、4月7日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で明かしていました。そんな井ノ原を叱咤激励してきたのが、2006年から始まった『警視庁捜査一課9係』主演の渡瀬恒彦。黒柳から『忘れられない言葉』を聞かれた井ノ原は、『僕はトップを目指すタイプじゃない。ずっとここにいるタイプ』と言ったら渡瀬さんから『イノッチ、ここにいるのも大変なんだよ。人生は下り坂のエスカレーターだから』『ゆっくりでもいいから、上に登るように心掛けるといい』と教えられたと話していました。『特捜9』では渡瀬の意思を引き継ぎ、主役として存在感を示しつつあります」(エンタメ誌ライター)
そんな井ノ原の成長に「特捜9」のメンバーも目を細めているという。
「『9係』から井ノ原を見て来た小宮山警部補役の羽田美智子はseason2のクランクアップに際して『12年間でここまで成長を遂げたイノッチの姿は眩しくて美しくて、頼もしかった!』とコメント。season1と2で捜査班長・宗方役を演じた寺尾聰も『今はっきり分かるのは、井ノ原快彦が主役として“太さ”を見せてくれるようになった。これからの井ノ原快彦がとても楽しみです!』と称賛しています」(前出・エンタメ誌ライター)
座長としてひと回り大きくなった姿をseason3でも見せてほしい。
(窪田史朗)